祈りと願いと欲望

欲について会話すると欲望が文明を進化させるという反論をよく受ける。戦争が文明の発展に寄与したというのも良く言われた。
J．S.ミルは「満足した豚であるより、不満足な人間であるほうがよい。満足した馬鹿であるよりは、不満足なソクラテスであるほうがいい」と述べた。
「ぶひっ！失礼でｼｭ。」
彼がなんでこういうこと言ったかというと、功利主義の立場が、すべての快楽を低級な快楽に置き換え、高級な快楽を否定するものだという誤解を諫める為であった。
英語のdesireは意味が広く、日本語の欲望、欲求の他に願望の意味も持っている。
「遊び」についても、サイコロ、カードなどの遊具は古代における占いや祭儀が起源である。日本でも古代は遊部と呼ばれる人が葬儀を行っていた。現代遊びというと低級な快楽のイメージあるが、 昔は違ったのである。功利主義の快楽にも似たことが起こったのだろう。
あなたの幸せを祈ります。
あなたの幸せを願います。
あなたの幸せを欲します。
どれも似ているが違う。欲について考えて今日は寝よう。おやすみなさい。