私は
寝付きは良い方なのだが
たまにこうして
性懲りもなく
起き続けてしまうことがある
恐らく
昨日の昼間全部を
眠ってしまったからだろう
19時前後に起きて
クミコとラーメンを食べに行った
それが20時頃
さすがに
起きてすぐにめまいがあった
しびれはなかった
ただ
昨日一日の
めまいとしびれの全体的な頻度は
それほどでもなかった
ラーメンを食べ終わり
アイスコーヒーを飲み
ピボットテーブルをやり
テレビを見続ける
アルメニア対ポルトガルの
EUROの予選を観る
音楽を聴き
煙草を吸い
やがて
今に至る
遠い昔
性懲りもない
こんな夜を明かしたことを
思い出す
思い出さないわけにはいかない
共通点は
夏前後
映画かスポーツを観る
取りすぎた睡眠
内省的な音楽
ある種の強迫観念
遠い昔と違うこと
それはやはり
めまいとしびれを
抱えているか否か
であるわけで
きっとこの後
めまいは時間通りにやってくるのだろうか
クミコは言うだろう
制限してはいけない
わかっている
ある意味で
それも一種の強迫観念
なのかもしれない
クミコが
頭痛を抱えているのと同じように
東京は梅雨に入っている
もう何度目の梅雨だろうか
私は梅雨の真ん中におり
めまいとしびれと共に
日々を過ごしている
めまいのくる時間帯は
おおよそ自覚している
14時30分
17時30分
そして
20時30分
こうやって
限定するから
それで脳がインプットしてしまう
とクミコは間違いなく言うだろう
わかっている
それはわかっているのだ
脳もわかっているし
私もわかっている
けれど身体はわかっていない
その時間帯になるとまず
脳の皺を感じる
まるでメロンに新しい皺が刻まれる感覚を
私は
私自身の脳に感じることになる
すると脳がぐらぐらと揺れて
私はふらふらと揺れる感覚になる
PC画面が揺れている
上半身が左右に揺れている
思考も揺れている
その場にうずくまらないように
私はあたりを歩き出す
歩き出さずにはいられないのだ
煙草を吸いにいく
エレベーターに乗る
エレベーターでは揺れが激しくなる
煙草を吸う
また皺が刻まれる感覚
晴れていれば
外のベンチに座る
空を見る
手のひらがぐっしょりと濡れていることに気付く
しびれが始まりだす
うまく酸素が手先にいっていないのか
二酸化炭素がたまっているのか
わからない
クミコに電話しようか迷う
やめる
結果はわかっている
また歩く
歩き出さずにはいられない
もし気を失ったりでもしたら
受け身を取らなければいけないと
中学生時に習った柔道のことを思い出す
いやあれは高校生の時だったろうか
はたして
自身がめまいとしびれに陥るなんて
あの時の私は知らなかった
席に戻る
ひたすら水を飲む
クミコから教えてもらった
おまじないを唱える
春の七草を順番に言うのだ
ゴギョウ
ハコベラ
スズメノザ
その後がいつも続かない
手は湿り続けている
めまいは消えると
しびれが強くなっている
ただ私は知っている
あと数十分もすれば
何も知らなかった中学生か高校生の時の状態に戻る
脳はそれを知っている
あとは身体がそれについてくるのを待つだけだ
待つのはつらい
いつ自身が
ショートして弾けてしまっても
おかしくないように感じるからだ
これは
季節の変わり目の影響なのだろうか
と思う時が本当にある
どこに因果関係があるのか
わからない
東京は
梅雨の真ん中にあり
私は
時計仕掛けの
めまいとしびれを
抱えている
クミコも
頭痛を抱えている
もう何度目の梅雨だろうか
私は梅雨の真ん中におり
めまいとしびれと共に
日々を過ごしている
めまいのくる時間帯は
おおよそ自覚している
14時30分
17時30分
そして
20時30分
こうやって
限定するから
それで脳がインプットしてしまう
とクミコは間違いなく言うだろう
わかっている
それはわかっているのだ
脳もわかっているし
私もわかっている
けれど身体はわかっていない
その時間帯になるとまず
脳の皺を感じる
まるでメロンに新しい皺が刻まれる感覚を
私は
私自身の脳に感じることになる
すると脳がぐらぐらと揺れて
私はふらふらと揺れる感覚になる
PC画面が揺れている
上半身が左右に揺れている
思考も揺れている
その場にうずくまらないように
私はあたりを歩き出す
歩き出さずにはいられないのだ
煙草を吸いにいく
エレベーターに乗る
エレベーターでは揺れが激しくなる
煙草を吸う
また皺が刻まれる感覚
晴れていれば
外のベンチに座る
空を見る
手のひらがぐっしょりと濡れていることに気付く
しびれが始まりだす
うまく酸素が手先にいっていないのか
二酸化炭素がたまっているのか
わからない
クミコに電話しようか迷う
やめる
結果はわかっている
また歩く
歩き出さずにはいられない
もし気を失ったりでもしたら
受け身を取らなければいけないと
中学生時に習った柔道のことを思い出す
いやあれは高校生の時だったろうか
はたして
自身がめまいとしびれに陥るなんて
あの時の私は知らなかった
席に戻る
ひたすら水を飲む
クミコから教えてもらった
おまじないを唱える
春の七草を順番に言うのだ
ゴギョウ
ハコベラ
スズメノザ
その後がいつも続かない
手は湿り続けている
めまいは消えると
しびれが強くなっている
ただ私は知っている
あと数十分もすれば
何も知らなかった中学生か高校生の時の状態に戻る
脳はそれを知っている
あとは身体がそれについてくるのを待つだけだ
待つのはつらい
いつ自身が
ショートして弾けてしまっても
おかしくないように感じるからだ
これは
季節の変わり目の影響なのだろうか
と思う時が本当にある
どこに因果関係があるのか
わからない
東京は
梅雨の真ん中にあり
私は
時計仕掛けの
めまいとしびれを
抱えている
クミコも
頭痛を抱えている
クライマックスシリーズが終わり
10月の中旬を向かえている
やがて
日本シリーズが始まるというのに
電車のなかは暑い
朝晩が冷え込む
という段階にはまだいっておらず
相変わらず
私のワイシャツからは
いやな体臭の匂いがする
夕方をすぎると
自身の体臭に嫌気がさし
言葉を発することが面倒になり
煙草を吸う回数が増えるばかりだ
トンネルが暗い
地下鉄はひたすらトンネルをくぐる
私も同じようにくぐる
それでも暗い
トンネルが暗い
私は
何かに頼りすぎているのではないか
例えば水のように
探せば必ずそこにある水に
私は
果たして
自身の意志や志を
もっているのだろうか
例えば
未来やその先にある姿を
思い浮かべるように
トンネルが暗い
私は
日々
その暗さに近付き
水を探し
忘れる
酒は
飲むことはできない
わからなくなる
トンネルが暗い
10月の中旬を向かえている
やがて
日本シリーズが始まるというのに
電車のなかは暑い
朝晩が冷え込む
という段階にはまだいっておらず
相変わらず
私のワイシャツからは
いやな体臭の匂いがする
夕方をすぎると
自身の体臭に嫌気がさし
言葉を発することが面倒になり
煙草を吸う回数が増えるばかりだ
トンネルが暗い
地下鉄はひたすらトンネルをくぐる
私も同じようにくぐる
それでも暗い
トンネルが暗い
私は
何かに頼りすぎているのではないか
例えば水のように
探せば必ずそこにある水に
私は
果たして
自身の意志や志を
もっているのだろうか
例えば
未来やその先にある姿を
思い浮かべるように
トンネルが暗い
私は
日々
その暗さに近付き
水を探し
忘れる
酒は
飲むことはできない
わからなくなる
トンネルが暗い



