今日は試合がお休み。
なので手短に。


ヘイグの登録が抹消されました。
正直驚きました。
最近状態が落ちているとはいえ、新外国人で甘い球や外角を捉える技術の高さを見せていたので。これから課題である内角や速い球をどう捉えていくかを見ていきたかったんですが…。

フォームは指摘した通り、
高く構え、そこからバットをおろし、ヒッチして打ちに行く。イメージとしては金本監督の現役時代に少し近いでしょうか。ただやはり構えが高すぎる。金本監督の場合頭の横らへんで、ヘイグの場合、頭の少し上らへん。決定的に違うのは、やはりバットの上下動でしょう。昨シーズン引退された関本さんが現役のとき、散々解説者から言われていたのは、バットを高く構えて1度下ろしてから打ちにいくのは難しい、ということ。ヘイグはそこからさらにヒッチするわけですから、相当難しい打ち方をしています。金本監督に話を戻すと、基本的なグリップの位置は変わらない。ヘイグはグリップを大きく落としてから打ちにいく。これは大変なロスになります。
そしてヒッチすることのメリットを享受できていないのではないか、という部分も気になる。
ヒッチする場合、内からバットを出すことで、最短距離でバットを出せる、つまり基本的にはインコースは打てると考えます。しかしヘイグの場合若干踏み込みながらステップするので、いわゆるヒッチダウンに加え、踏み込みの2重のブレ、目線のブレが生じているように見受けられます。
ヒッチそのものは悪とは捉えませんが、あまりにヒッチダウンするのならば、そこは矯正してあげた方が良いと思いますし、踏み込みをヒッチするならスクエアに打ちにいかせた方が良いと思います。

さて、ヘイグの登録抹消の件です。
やはりヘイグは助っ人ですので、即戦力として期待されているわけです。その選手を開幕20試合目くらいで2軍にいかせるのはどうなのかと思うんですよねー。やはりロングスパンで見る選手ではないので、あくまで今シーズンを戦うための戦力。となると、速いうちに課題に向き合う機会を作ってあげるべきだと思うんですよ。2軍で鍛錬もわかるんですが、やはりレベルが雲泥の差。2軍レベルを打っても1軍での課題の解決にはならない。そりゃ若手なら2軍で試合に出る中で、1軍で学んだこと活かしてもう1度作り直してこいとなりますが、今シーズン戦う主力に対して、とるべき措置ではないのではとないかと。
これがフォードやメンチみたいに良いところが全く見つけられないのなら話は別なんですが。

ともあれ決まったことは仕方ないし、2軍でステップアップして欲しい。
恐らく交代で昇格するのはドリスだと思います。以前書いたように右の中継ぎが手薄な訳ですから。仮にドリスがここで結果を出せば、ヘイグは枠の都合上1軍に上がれない。となるともしかするとずっと2軍暮らしになるかもしれない。
ここで心配なのは、いざヘイグの力が必要になったとき、果たして1軍の内角攻めや速球に対応できるかということです。これはもう不可能に近い。前述したように、1軍と2軍とではレベルが全く違いますからね。
ともあれ、ヘイグを必要戦力として見る以上、10日ではないにしろ、なるべく早い1軍復帰が望ましいのではと思いました。


いやはや野球がない日は暇ですねー。