ここまで阪神の試合をみてきて、一番感じたのは打線の意識。
もちろん打線の調子が良い要因として、ボールの反発係数が高くなったことにより、飛ぶようになっていることも間違いなくある。しかし、それよりも個人個人が打席の中で粘る意識を感じます。
昨年までは打てるボールを引っ張るような印象しか受けませんでした。ただ、今年は1番~6番までただではやられないという思いが伝わります。昨年それができていたのは大和、鳥谷くらいでしたからね。
おそらく去年、昨日の大瀬良のようにコントロールよく145キロ以上の直球とカットを内外角に決められていたなら、9回完封を食らっていたと思います。
正直オープン戦では去年と同じように、打てるボールしか打てない打線だったので、全く期待していなかったのですが(笑)
おそらくゴメス、マートンの調子の良さが打線に繋ぐ意識を強く印象付けさせているのでしょうね。ゴメス、マートンに繋げばなんとかなるとの思いが、なんとか繋ぐんだという意識に変わり、結果として粘ることに繋がっているのだと。加えて良太が掛布コーチのおかげでフォームの中で幾分硬さが残るものの、無駄がかなりなくなったため、スムーズにバットが出てくる。マートンの後ということで、精神的に楽な部分もあるのかなとは思いますが。良い相乗効果なので、嬉しいです。

しかし、問題はゴメス、マートンの調子が落ちたとき。オープン戦ではゴメス、マートンが全く機能していなかったので、全くダメダメな打線でした。そのとき誰が打線の核となるか。現状鳥谷、福留、藤井以外絶好調もしくは好調にあるので去年とはまるで違う打線になっています。
ただ、福留は日本に戻ってからの実績はほとんどなく、藤井に打撃は期待できない。そうなると、鳥谷への期待が強くなってきます。もちろん俊介、鶴岡、田上、梅野といった代役に期待を寄せるのもありますが。
キャンプでは金本さん、掛布コーチから助言を受けて強い打球を打つ打撃フォームに変えた鳥谷。腰の状態、フォームがまだ自分のものになっていないせいか、まだ甘いボールを引っ張り込む打撃ができていないので、ゴメス、マートンが落ちたときあたりにフォームを固めて、打ちまくってほしいですね。

ところで、今日の先発はメッセンジャー。オープン戦のとき組ませていたのだから、そろそろ梅野を試してみても良いんじゃないかなと思います。

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