村の人たちは、自然と朋に活きていて、助け合い 支え合い、心豊かに暮らしています。
村全体が 家族のようで、「どの子もわが子」と言って、大人たちは皆、暖かい眼差しで 子どもたちを見守り、子どもたちは その深い愛を感じながら、のびのびと過ごしています。
村の子ども・スイと ミドリと ハナは 3人きょうだい。
日が昇り 日が暮れるまで、山を駆け巡り、川で水遊びをして、美味しい木の実を見つけて食べ、毎日思う存分 遊びます。
特に好きなのは、Mt.TENMAの山奥に住む 老婆から、ヴァース村に伝わる お話を聴くことでした。
自然の摂理、宇宙の法則といった、昔から受け継がれている 叡智を伝える 老婆を、村の人は、親しみと敬意を込めて、ヴァーバ (ヴァース村のお婆・ヴァー婆) と呼び、皆、口を揃えて、「困ったことがあったら、まずは、ヴァーバに聴け」と言いました。
ヴァーバは、毎日のように 話しを聴きに来る、スイと ミドリと ハナの頭を 優しくなで、ヴァース村に伝わる 唄をうたい、お話を 語って聴かせるのでした。
「 かわいい わが子よ 近くに おすわり
この村で 大切に 伝えられてきた 話しを はじめるよ 」
舞台:黒保根