今の世の中英語ができる人なんて星の数ほどいます。

英語講師の人たちのほとんどは輝かしい経歴、資格をお持ちで、

すごいなぁと感心することもしばしば。



私はといえば、帰国子女というわけでも、仕事で英語を使ったこともなく、

紆余曲折しながら、英語を習得してきただけです。

TOEICも800後半とそんなに大したことはありません。



だから生徒さんは初心者の方限定としていて、

その方たちに中級レベル(ある程度意思の疎通が図れるレベル)到達を目指してもらおうと思っています。



その後はネイティブの先生なり、独学で上のレベルに行ってもらえればなぁと思います。



では、実際にどんなレッスンをしているか、ですが

Aさんを例に挙げてみます。



Aさん男性20代は、知り合いの紹介で私の生徒さんになった方です。

英語は中1の1学期で挫折して、初回のレッスンでは1~10の英語の数も

言えるかどうかという感じでした。



英語には強い苦手意識を持っているものの、プライベートや仕事で英語に接する機会が多いことから、英語を勉強しようと思ったそうです。



私のレッスンでは生徒さんの興味を大事にしています。

そこで初回のカウンセリングで、趣味などいろいろ聞いてみたのですが、

なんと特に趣味や好きなことはないとのこと。

これは困った・・・。



ところが話しを聞いていくうちに、けっこう駅で外国人に話しかけられるというエピソードが出てきました。「そんなときに話せたらなって思うんです」と。

それだ!と思ったので、

Aさんが駅で外国人に急に話しかけられたら、というオリジナルのダイアログを

元にレッスンを進めていくことにしました。



そして肝心の自宅学習ですが、彼はほとんど英語が読めなかったので、

メールでのやりとりは諦め、

恥ずかしながら私の肉声を録音して、それをパソコンで送って通勤中に

聞いてもらうことにしました。

その音声だけ聞いてもらえれば、前回のレッスンの復習ができるようになっているものです。



そしてレッスンでは、これまでの復習から開始しレッスンの中でできるだけ英語を声に出してもらうようにしています。 

普通、ネイティブのマンツーマンだと40分から50分、日本人講師で60分という授業時間ですが、私の場合は90分から120分。

たっぷり時間をかけてやりとりしていきます。
私の英語音声はこちらから