心のうつし世
不器用な手先で草笛吹く
河原から街へ
風に想いをのせて
歩く うつし世
それからブックカフェにて
つまらない顔をして
本を読む 読むうつし世
空は爽快に晴れ渡り
この言葉は本当なのか?
心のなかに湧いて来る疑念
空はまぎれもなくほんもの
本はうつし世
もしかして まぼろし?
終わりなき喧騒だけがほんもの?
この静寂は まぼろし?
空は高く 終わりなく広い
空だけが 爽快な青
ひかりは明暗の間に陣取る
おとは静寂のなかを広がる
ひとはときおり生きる意味を考える
心はうつし世
本になぞらえて
人生を重ねてみたり
僕だけがほんとうの自分
うつし世のなかを
生きるもうひとりの僕と
たまにはひかりさすテラスで
対面する
ふたりともお互いそれぞれの
うつし世のなかにいて
そっちはどーだい?
こっちは世知辛い…
そんな ふたりがのぞくうつし世
本のなかにまぶしいひかり見る
どこまで行っても
どれだけはしゃいでも
どれだけ 落ち込んだり
悲しんだりしても
きりがない うつし世
本を読み終えて閉じると
また 新しいうつし世にいる

Juntan。
今日はお日柄もよく…からの投稿