僕の詩に唄を添えて…
Amebaでブログを始めよう!
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

また一つ…

怖くてたまらなかった



僕の中の何かが



壊れてしまいそうで



切れてしまいそうで



だから跡形もなく



消えてしまおうと思ったんだ



こんなことなら初めから



何もなければよかったのにね



僕が見た笑顔も



いつも聞こえてた笑い声も



全部嘘に出来ればいいのに



君が見てた僕の姿が



今となっては全て嘘だったように



僕らがいた時間はほんの少しで



あの日交わした些細な約束も



いつか交わした些細なやり取りも



誰も知らない時間の中のことだから



このはっきりとした時間の流れに



静かに



でも確かに



今この時にも



消えていくんだね

手を繋いで

君の歩幅はいつも僕と同じ



歩く早さまでもいつも同じ



君が僕に合わせるでもなく



僕が君に合わせるでもなく



横を向くといつも君がいて



自然な笑顔を向けてくれる



そうやって並んで歩く僕ら



まるで共に歩んでいくため



生まれ出逢ったみたいだね

いつも誰のせいにして…?

寂しさが込み上げて



切なさが溢れかえって



こんなこと繰り返してても意味なんかないって



誰かそう言ってくれたら



そう言ってくれるだけで楽になれるのに



そしたら何も考えずに逃げ出せるのに



こんなこと考えてしまう僕



本当に本当に弱い僕



でもそれだけじゃ足りなくて



弱いだけじゃ飽きたらず



ズルさまでいつの間にか身につけて



もう一人の僕を作ったんだ



こんなこと繰り返してても意味なんかない



そう言ってくれるもう一人の僕を



いつも僕を否定して



間違いなく僕の味方でいてくれる僕を



そして僕は僕を利用して



僕は僕を言い訳にして



いつだって逃げてきた



いつだって投げ出してきた



僕は悪くない



悪いのは全部僕なんだ
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>