「選択問題のはどうすれば足切りに引っかからずに合格点をとれますか?」と資格スクールの講師に聞けば「直前期の選択対策講座を取ってください。」と言うでしょう。でも講師の本音はおそらく「不合格にならない選択対策なんてこっちがききたいぐらいだ。」と心の中では思っているはずです。私は社会保険労務士試験に合格しましたが、選択対策はどうすべきかはハッキリとはわからないです。
私が個人的に選択対策をあえて言うとすれば「基本書(テキスト)を隅から隅まで読むことです。」もう一度言います。「隅から隅までです。」小さい字でさりげなくテキストの片隅に書いてある文章も読み飛ばすことなく読んでください。テキストの記載に忠実な問題で点を取らない事にはどこで点を取るのですか?特に選択式。毎年選択は受験泣かせの問題を出題してきます。よっぽど難しければ2点救済もあるでしょう。しかし、基本書(テキスト)の記載に忠実な問題が出れば99.99%の確率で2点救済は無いものだと思ってください。
社会保険労務士試験のテキストの内容は難しいですが、テキスト内で使われている漢字はそれほど難しくなく読むだけならほとんどの漢字は読めてしまいます。漢字が難しくないのが実は落とし穴なのです。難しくなく読めてしまうのでテキストを読んだときに頭に入ったと勘違いしてしまうのです。いくら簡単に読めてもいざ試験で問われると「なんだったっけな?」と思いだせないのです。また資格スクールの講座を取っておられる方なら経験あるでしょうが、テキスト内の目的条文なんかは講師が「ここは読んでおいてください。」とさりげなく受講生に言うのです。受講生は講師に言われたことは覚えていても、真剣に目的条文は覚えようとしないと思います。真剣に覚えるのはテキストの太文字や、講師が授業中に時間をかけて強調したところだけではないでしょうか?テキストの中の記載は2~3行程度ずつでもいいからテキストを閉じて何が書いたあったのか思い出せるか確認してみるといいと思います。覚えていそうでいざテキストを閉じると思い出せないものです。本試験で思いだせないと確実に思い出せた受験生と差が付きます。いくらテキストの片隅にさりげなく書かれていた内容であっても、テキストに書かれていた内容であれば2点救済になる可能性は限りなくゼロだと思います。テキストを地道に読みこなしている受験生は確実に得点するからです。ただでさえ社会保険労務士のテキストは分量が多いですが試験に合格するためには地道に思い出せるように準備をするしかありません。地道に覚えてやっと本試験で思い出せるかどうかですので受験生は大変だと思います。社会保険労務士試験に合格した私がこんなことを言うと身も蓋も無いけど、もし私が今から選択対策を勉強しろと言われたら気が遠くなって絶対にできないです。受験生の皆さんごめんなさい。
私が合格した時のテキストは相対的にどちらかと言うと分量が薄い部類であったのでテキストを何周か回して読めた事が良かったと思います。私はあれもこれも書いてあるテキストよりも、簡潔にまとまっているテキストの方が合ってました。ただし人によっては薄いテキストよりも分量が多いテキストの方が読みやすいと感じる人もいるので、どんなテキストがいいのかは相性によるのだと思います。
あるスクールのガイダンスで参加者が講師に質問していた事なのですが一つ印象的な事があります。受講生が「私はたくさんの事を暗記する自信がありません。どうしたら簡単に暗記できますか?」その質問に対して講師が「社会保険労務士試験に合格すれば『先生』と呼ばれるのです。暗記するのが大変なのは当然です。」と言うものでした。皆さんはこの講師の回答をどう思いますか?私は講師の回答は「なるほど」と思いました。
特に一般常識の見たことも無い白書や通達の穴埋めですが、2パターンあると思います。1つ目は標準的な受験対策をしていればほぼすべての受験生はテキストで見ているはずであるが、頭には残っていないので初めて見たと勘違いしている。2つ目はほとんどの受験生にとって初めて見る白書や通達文。
1つ目の場合は地道にテキストを読んでいた人は何のためらいもなく選択肢を埋められるので、しっかり覚えていない受験生は確実に差をつけられてしまいます。2つ目の場合が問題です。ほとんどの受験生は自信をもって3つ正解できないです。でも合格する人は知らない文章を見て何とかして3点ないし2点は確保しているのです。3点もしくは2点確保できたとしても確信をもって解答できた人なんてほとんどいないでしょう。知らない文章を見て3点ないし2点確保する確実な方法があれば本当は私が教えてほしいぐらいです。それでも対策をするとすれば、模擬試験の復習や模擬試験のおまけでもらえる選択式の問題集を使う事です。正解肢はどれなのか、類推する訓練をするしかないと思います。問題文の中の言葉からそれに結びつきそうなのはどれなのか選択肢を相対的に見比べてどの選択肢が正解の可能性が高そうか類推するのです。また選択肢を見た時に選択肢の言葉はテキストの中でも使われていたのでもしかしてこの問題文の穴埋めにも当てはまるかもしれないと類推する。白書統計対策のテキストを読んだら、白書統計の文章にはよく「持続可能な」と言う言葉が使われていたのでもしかしてこの問題文にも同じ言葉が当てはまるかもしれない。当てはまりそうな数字が「1割8分」「6割2分」8割1分」「9割5分」などあったら「1割8分」「9割5分」は極端だから「6割2分」か「8割1分」当たりが正解肢かもしれない・・・等、何でもいいからとにかく想像力をフルに使って何が何でも3点、最低でも2点はかき集める訓練をしてほしいです。
こんなことを言って申し訳ないのですが類推する訓練をしても、「絶対に100%の実力が付く」と言う保証はできないです。類推する訓練をしないよりはした方が合格に近づけるかもしれないというレベルです。想像力をフルに使って最後は「運」に任せるしかありません。人間は一人一人もって生まれた「運」があり「運」は平等ではないのでそのことを承知で社会保険労務士試験の試験勉強をするしかないと思います。
このブログをよんでくれた皆さんが選択式の問題で合格点が取れることを願っています。