ジュンちゃんへ~
昔、こんな風に呼んでたよね。
今朝、何年ぶりかにあなたの夢をみた。
びっくりした。
もうすべて過去でしかないあなたの夢をみて、あまりにリアルで驚いた。
繊細な動きをする指。
下から見上げる喉ぼとけの動き。
くわえ煙草の煙り。
湿った部屋の空気。
浮いたようなコロンの香り。
白い肌にくっきりとしたホクロ。
全体じゃなく、パーツで覚えてる。
生々しくすぎる。
これらの記憶を組み立てたら、あの頃のあなたがいるんだよね。
悲しいけど、会いたいとかはもう思わない。
愛した記憶と同じぐらい、苦しんだ記憶を忘れないでいるから。
でも、
あれぼと人を愛せた事が幸せだったな。
“蝉の恋”
だった2週間地上に生きて死ぬ蝉みたいな恋。
恐かった。
自分が無くなっていくのが判るから。
引き潮の波のように、あなたに引き込まれていくのが・・・
恐くて恐くて、毎日泣いてた。蝉みたいに。
鳴き疲れて地上に落ちて死んでしまった蝉。
あなたの木にしがみつく力さえ無くし。。。。
悲しいけれど、会いたいとかはもう思わない。
蝉の恋。


散々な事
だから、

