10年前とは大違い
現在Vancouver Canucksは試練のアウェイ6連戦中。
4試合を終わって2勝2敗だからまぁ良しというところだろうか。
さてその4戦目は@Coloradoだったわけだが、この試合のRecapを見て10年前とは大きく変わったなぁと感じた。
CanucksのゴーリーはJason LaBarberaであった。日本のNHLファンとしては、福藤豊がNHLerになる過程でこの人の名前がライバルの1人として出てきたので、何となく覚えているのではないだろうか。現在Canucksのセカンドゴーリーだが、生まれはBurnabyなのでJoe Sakicと同じであり、Vancouverはほぼ地元と言える人である。
言うまでもなくCanucksの正ゴーリーはRobert Luongoなわけだが、@ColoradoではLaBarberaが先発して勝利した。
その前の試合である@St.LouisではLuongoが先発したが、その翌日の試合ということでLaBarberaが先発したというのはまぁ理解できる。
でも10年前のCanucksを知っている僕としては、にわかに信じがたい出来事であった。
10年前はConferenceの最下位を争うCanucksとConferenceの頂点を争うColoradoという関係であった。それが10年後の08-09シーズンでは、プレーオフ進出をほぼ間違いないものとしているCanucksとConference最下位に沈んでいるColoradoという関係。
だから10年前はCanucks戦になると、Patrick RoyではなくセカンドゴーリーのCraig BillingtonをAvsはぶつけてくることが多かった。それだけCanucksはナメられていたわけです。
しかし今はCanucksがAvsにセカンドゴーリーをぶつけてきている。
立場逆転。
Avsのラインナップを見ると、あれだけスター選手を抱えていたチームが何ともさみしいものに・・・
Ryan Smythがポイントリーダーというのもねぇ。個人的にはRyan Smythって過大評価されていると思っているので。Paul Stastnyの方が絶対にいい選手だと思う。今は骨折で戦列を離れているみたいだけれど。
10年ひと昔とはよく言ったもの。でも未だに弱いAvsというのは信じがたいものがあるなぁ。
10 games remaining
NHLレギュラーシーズンも各チーム10試合程度の残り試合になりました。そろそろ両Conference共にプレーオフ争いが見えてきましたね。
*Eastern
変わらずDivision1位は堅いので、Boston, New Jersey, Washingtonの3チームがConferenceの上位3チームとなることは確実です。あとはどういう順列になるかですが、3チームが僅差でひしめきあっているのでまだまだわかりませんね。
ボーダーラインは依然として混戦ですが、一時期は圏外にいたPittsburghが3月に入ってレギュレーション内での負けがなく、争いの中でもかなり有利な状況になってきています。4位Philadelphiaから10位Buffaloまでが一応圏内ですが、そのBuffaloは8位Montrealに5pts差で、かつFloridaも抜かなくてはいけないのはかなり厳しい状況と言って差し支えないでしょう。
NY.Islandersは既にプレーオフ進出がなくなっています。またTampa BayはMontrealがあと1ptsでも取るか、もしくはTampa Bayが1回でも負けてしまえば(レギュレーション、OT問わず)プレーオフ進出がなくなります。
*Western
熾烈なConference1位争いをしているDetroitとSan Joseのプレーオフ進出が既に決定しています。San JoseはDivision1位も決定しているので、Conference3位以内も確定です。
唯一NorthwestだけがDivision1位争いを行っており、Calgaryを2月以降絶好調のVancouverが強烈に追い上げています。Vancouverは現在Away6連戦中で初戦の@Phoenixは負けましたが、これをどう乗り切るかが最大のカギです。Calgaryとの直接対決はホームで1試合が残っています。
またこの2チーム+ChicagoでConference4位を争っています。現在Chicagoは5連敗中。直接対決はVancouverとホームで1試合が残っています。ChicagoとしてはDivision1位がほぼ絶望的なので、何とかConference4位を死守したいところです。
さらにそこから3pts差にはチーム初のプレーオフ進出を目指すColumbus、そして7位Edmontonから12位Dallasまでがボーダーラインでの熾烈な争いを展開しています。特にボーダーラインでは1試合ごとに順位の変動がありうるだけに、恐らくレギュラーシーズン最終日までもつれることでしょう。
個人記録ではMartin Brodeurが通算勝利数で1位だったPatrick Royをついに抜き、歴代1位へと躍り出ました。
今シーズンこそはケガで戦列を離れましたが、何と言ってもこの人の1番凄いところは完全にレギュラーをつかんで以来、昨シーズンまでの13シーズンに渡って大きなケガをすることなくほとんどの試合でゴールを守り続けたというところでしょう。
レギュラーシーズンが短かった94-95は48試合中40試合、それ以降は昨シーズンまで96-97を除いて常に70試合以上に出場していました。
チームがその間ずっと強かったこともあって、着実に勝ち星を重ねることができたことが、この大記録につながったと言えるでしょう。
このまま順調に行けば、来シーズン中に通算600勝の大台も決して夢ではありません。
いよいよ終盤
トレードデッドラインも終わり、いよいよ各チームともプレーオフに向けてラストスパートという感が出てきます。
こうして見ると、獲得側の主役はCalgary、放出側の主役はPhoenixという感じがしますね。
http://www.tsn.ca/tradecentre/feature/?id=11776
全チームが残り20試合を切った現在の両Conferenceの状況と今後を見てみましょう。
*Eastern
今のところ順位がほぼ確定かな・・・というチームはないですね。
ただしDivision1位はほぼこのままで行くと思われるので、Boston, New Jersey, WashingtonのConference3位以内は間違いないかなという気がします。
まずNortheastはBostonとMontrealの争いですが、既にこの両チーム間には18ptsの差があり、これをひっくり返すのは至難の業です。AtlanticのNew JerseyとPhiladelphiaの争いは9pts差、SoutheastのWashingtonとFloridaの争いは11pts差なので、これも逆転はなかなか難しいでしょう。
Conference1位争いはBostonとNew Jerseyが6pts差なのでまだ可能性は残されていますが、Boston有利に間違いはありません。ただしここ10戦はBostonが3-5-2なのに対しNew Jerseyは8-2-0なので、この勢いでひっくり返る可能性もまだ残されているでしょう。
ボーダーラインの争いは、現在Conference10位のBuffaloまでが圏内。特にConference5位のMontrealから10位Buffaloまでの間に、6チームが6pts差でひしめき合っています。名門復活にかけるTorontoはかなり厳しい状況、2007年のファイナリストでプレーオフ進出の常連のOttawaと、2004年のチャンピオンTampa Bayはほぼ絶望的な状況です。
ひとまずConference3位以内がほぼ間違いない3チーム以外は、まだプレーオフ進出安心圏内には入っていないと言っていいでしょう。
*Western
今のところ順位がほぼ確定かな・・・というチームはCalgaryとChicagoでしょうか。
CalgaryはほぼConference3位で間違いないでしょう。上にいるDetroitからは現在10pts離れており、これに追い付くのはかなり厳しく、Division2位のVancouverとは8pts差を付けているので、追い越される可能性も低いと考えられます。
ChicagoはConference4位の可能性がかなり高くなっています。上にいるDivision1位のDetroitに11pts差を付けられ、下にいるVancouverには7pts差を付けています。
Conference1位争いはSan JoseとDetroitの一騎打ち。残された直接対決はありません。試合消化が2試合少ないSan Joseが1ptsリードなので少し有利でしょうか。
以上のConference4位以内の4チームがプレーオフ進出安全圏内にいます。
ボーダーラインの争いはConference5位のVancouverから12位St. Louisが首の皮1枚で・・・という感じでの争いでしょう。
St. Louisは現在8位のNashvilleと4pts差ですが、Nashville含めて4チームを抜かなくてはいけないので、ポイント差以上に離れていると考えて差し支えないでしょう。
90年代から今日までDetroitと共にNHLを引っ張ってきたColoradoが、Conference最下位に沈んでいるのは何とも意外というか、変な意味で新鮮ですね。ここ十数年であり得ない光景ですから。
注目は6位につけているColumbusでしょう。NHL30チーム中で唯一プレーオフ進出経験がないこのチーム、念願叶うかそれとも・・・
Canucksこの10シーズンほど
次は私が応援しているVancouver Canucksについて。
思えば12年ほど前に語学留学しようと決めた時、NHLを生で見たいという思いをかなえるべく迷わず国をカナダに決め、Mark Messierという超大物プレイヤーがFAでやってくるということからVancouverに決めた。
しかしCanucksは弱かった。Conference13位。97-98シーズンはまだ全部で26チームしかなく、両Conference13チームずつだったから、すなわちConference最下位だったのである。
トレードも繰り返してラインナップも頻繁に変わった。
1998年の12月に帰国したから、98-99シーズンの途中で帰って来たということになるが、98-99も結局Conference13位(最下位)に沈んだ。
プレシーズンマッチを含めて全部で30試合見に行って、15勝14敗1分だった。
いま思えば、その後当たり前のようにプレーオフに進出するようになっていくCanucksの土台は、この頃から形成されていくことになる。
ヘッドコーチがMark Crawfordに変わってからチームは強くなりだした。
言うまでもなく、Markus Naslund, Todd Bertuzzi, Brendan Morrisonの3人を中心にした攻撃陣が、リーグでも屈指のものとなったからである。
しかしBertuzziのあの事件以来、Bertuzzi本人はもちろんのこと、Naslundまでもが輝きを失った感が・・・
それと同時に攻撃の核はDaniel, HenrikのSedin Twinsに変わっていった。
やがてヘッドコーチはAlain Vigneaultに変わり、チームもディフェンシブに変わった。
現在NaslundはNew Yorkに、BertuzziはCalgaryに、MorrisonはAnaheimにいる。
恐らくチーム創設以来、ずっと懸案事項であったgoaltendingだが、Robert Luongoを獲得してそれを解消させた。
逆にリーグでも最低レベルになった攻撃陣は、Pavol Demitra, Mats Sundinを獲得して強化。08-09シーズンは数値面からも攻撃面が上昇していることが確認できる。
さて今シーズン。
一時期はLuongoのケガによる戦線離脱、そしてLuongo復帰当初も調子が上がらず一旦はプレーオフ圏外に沈んだが、2月に入ってから急上昇で、Conference5位につけている。
まだプレーオフ進出ラインからはさほど離れていないので予断は許さないが、プレーオフ進出は見えてきている。
現実問題として、Division1位(すなわちConference3位以内)は極めて厳しく、Conference4位も同様なので、今のConference5位を何とかキープしてもらいたいところ。
最大のヤマは3月下旬にあるaway6連戦でしょうね。
Go Canucks Go !!!
一応復活
初めてホッケーを観戦してから約31年
NHLに興味を持ちだしてから約27年
NHLを見たいがためにVancouverへ留学をしてから約11年
NHLのサイトをオープンしてから約8年
そのサイトが放置状態になってから約3年
ひとまずブログという形で再出発しようかと動き出しているところです。
サイトは他のページへのリンクがリンク切れになっており、これも徐々にではありますが直していきたいなと。
さて、復活第1回は最近のNHLについて書きたいなと思います。
今のNHLを一言で言えば「3強時代」かなと。
その「3強」とは、Evgeni Malkin, Sydney Crosby, Alex Ovechkinです。
3人ともまだ20代前半。でもリーグのスコアリングはこの3人がリードしています。この3人の時代がいつまで続くのか、今から楽しみですね。
中でもAlex Ovechkinという選手は、驚異的な選手だなと感じています。
この人はラインメートを選ばない、純粋なスナイパーだなと。往年のPavel Bureと大きく重なる部分があります。
スナイパーにもいろいろと種類があると思います。
中には良いラインメートあってのスナイパーもいます。そういう選手はそのラインメートと離れたとたんに成績が落ちたり、ポイントは落ちなくてもその中のゴール比率が落ちてアシストが増えたりするものです。
Pavel Bureは実際にVancouverで何度もそのプレーを見ましたが、彼は本当にラインメートを選ばない、誰と組んでもコンスタントにゴールを量産し続ける選手でした。
Floridaに移籍してからの彼はますますその色を濃くし、59Gを挙げてMaurice Richard Trophyを受賞した00-01シーズンなどは、Bure(94P)の次にポイントを挙げたのがViktor Kozlovでなんとたったの37Pだったという事実からも、ラインメートがどうあれ自分はゴールを量産し続けるという、チームスポーツでありながら個人の力を存分に発揮して成績を残してしまうという典型の選手だったわけです。
で、Ovechkinにも同じニオイを感じます。
あいにくそのOvechkinを中心に今のWashingtonは強いのであまりその点が目立ちませんが、たぶんこの人はラインメートに恵まれなくてもゴールを量産し続けるのでしょうね。
よく考えればOvechkinとMalkinもそうだし、Pavel Datsyuk, Ilya Kovalchuk,と、リーグのスコアリング上位にロシア人がこれだけいるというのは、2010年のオリンピックでも強烈な存在となりそうですね。
今回はここまで。次は何を書こうかな・・・
