キャリアウーマンは魔女になる

キャリアウーマンは魔女になる

人生100年時代の働き方マインドセットアップ
女性の生き方ステージアップするには魔女になーれ!
そのコツ伝授いたします

 

 魔女の変異は蝶これからめざすもの

 
満月の光の中を
緑の光をまとった蝶が
静かに舞い上がる
 

 

 

 
蝶は『さなぎ』から羽ばたくまでの
劇的な変化を象徴する
殻を破り”怪物”から”魔女”へと進化する
女性たちの姿そのもの
神話的意味でも『一度死んでも再び生まれる』
と言われ
自己変容の深さを表す
 
満月は『女性性』『直観』『完成された姿』を象徴
夜の闇の中でもっとも強く輝く
目に見えない感覚や無意識の力を照らす
満月は、開放、癒しのタイミング
『自分の本質に立ち返る』という意味を持つ
 
そう
いつか魔女になると言い続けたけれど
世の中を見渡すと
思ったよりも魔女がいた
だが、その魔女は怪物でしかなかった
 
人は生まれてから
この世で生きるために
親や育てられた環境を背負って
必死で生きる
自分が自覚するよりも
生きていくことは
大変なことだと肌感覚で知らされる
だから
この世に存在するには
先ずは『怪物』として生きることしかできない
これは別名では『妖怪』というかもしれぬ
そこではこんな紹介もされている

 

 

 

ー古の人々がかんじていた不思議な現象ー
夜更けに響く誰のものとも知れぬ足音、
背筋に走る気配、
突如として降り出す大雨、山を揺らす風ー
こうした現象は、古の人々にとって『不幸』であり
『異変』であり、『災いの兆し』
その”わからなさ”に、名を与え、形を与えた存在が
はじまりの『妖怪』である
 
中略
 
それぞれが音や視線、病や嵐といった、
目には見えず言葉にもしがたい力を象徴する存在
 
妖怪は次第に人々が異常や異変と向き合うために
生み出した
『理解のための装置』としての役割をもち、
『想像力の結晶』であるとも言える
 
出典
『妖怪』とは、一体何なのか
動き出す妖怪展 展示から 
 
創造物としての怪物であり妖怪でもあったが
本当は、自分が作り上げたつもりの人生は
本当はあちらこちらの異常や異変に向き合うために
いつしか生み出され
そうして、この世に調和させようと
不均衡さを感じない生き方を選ぶ
 

 

 

だが、そこには
いつしか、身動きできない殻をまとう
その殻の中でもがく
いつかは殻を破って羽ばたこうとするが
その羽は開こうとしない
怪物は怪物のままでしかなかった
人の語り草には残るかもしれないが
蝶として羽ばたくわけではなかった
 
ここに必要なものは
怪物から魔女になること
その魔女は蝶へと変容すること
 
 
私の羽は、私のものではなかった
それは、誰かの望み、教え、愛しさの陰で育った
さなぎの中で静かに息をひそめながら
私は『正しさ』を覚え
『ふさわしさ』をなぞった
 
けれどある日
誰にも聞こえない音が
内側から鳴り響いた
 
それは私の声だった
 
やがて、殻がひび割れ
痛みとともに光が差した
私は知った
自由とは、誰かを拒むことではない
自分が自分を羽ばたかせる決意のことだと
 
羽は震えていた
でも、それでよかった
震えるその羽で、私は風をつかまえた
 
そして今
私は飛ぶ
静かに、確かに
自分という真実の中を
 
私は怪物から魔女になる
そして魔女は蝶になって羽ばたく