飛行機での出来ごと
男の子とお母さんの隣に座った。
どうも荷物がないみたい。
怒られてる。
飛行機に乗る前に座っていた所の前の椅子にリュックを忘れたまま飛行機に乗り込んだみたい。
そばに来たスチュワーデスさんにお母さんが説明していた。
飛び立つ前に探してくれたけど見つからなかったようで飛行機を降りるかこのまま行くかを尋ねられていた。
「このまま行きます」と答えた
お母さんにスチュワーデスさんが忘れ物センターの番号と思われるメモを渡していた。
「もう買ってあげないから」
男の子が泣き出した。
泣きじゃくっている男の子にジュースをあげたスチュワーデスさん
その後に飴の袋詰めを渡して、オモチャも2種類あげていた。
その時の男の子はジュースも飲まず、飴も食べず、オモチャにも目もくれずただ泣いていた。
そんなことがあった帰りの飛行機
私の隣に女の子とお婆ちゃんが座った。
スチュワーデスさんが女の子にオモチャを見せてどちらがいいか尋ねていた。
通常は1種類しか貰えない。
飴は飛行機が揺れで飲み物の提供がない時にくれたりする。
「ピンチはチャンス」この言葉にピンチはピンチ、チャンスはチャンスにしか思えない時期があった。
以前「ゆっくり成長することが愛だから」と言われ微笑まれたことの意味がやっと分かった気がした。