60を目前に今までを振り返ってみると、間違ってばかりの人生だったなあと思う。


思慮が足りないから、気づかずに他人様にもたくさん迷惑をかけてきたろうと思う。

本当に申し訳ないことだ。


間違いだらけの人生を生きてきた人間だから、自分は自分のことをあまり信用していない。情けないけれど。


ところで最近SNS とかを見ていると、世の中のいろいろなことに怒っている人が多いように思う。


あちらでもこちらでも。


正しくないことに対して怒ることは大切だ。

悪いことは悪い、怒ることで良い方に変わることもあるだろう。


けれどただ怒ってるだけじゃなく、ナイフみたいにこれでもかと切りつける。

他人様のこととは言え、ちょっと怖くなる。


自分みたいに、生まれてこのかた たくさん間違って来た人間からすると、自分がひょっとしたら間違ってるかも、って思わないのかなあと思う。


でも考えてみたら、間違ってばかりで生きてきた自分と違って、常に間違わないで生きてきた人かもしれないけれど。