おはようございます。


今日は学校へ行く長女と共に

電車に揺られながらの投稿です🎵





さて…昨夜

今日着ていくためのワンピースに

アイロンをあてながら

こんなことを思っていました。


生まれたての赤ちゃんも…

新しいお洋服も…

最初はみんなピンと張りがあるけれど


生きていたら

すこ〜しずつ、シワができてきますよね。



自然に寄り添う生き方をしていたら

自然にできたお洋服のシワのように

着慣れた風に見える

味がある人に見えるんだろうけれど


無理に力が入った、

頑張りすぎる生き方をしていたら


まるでクローゼットに押し込まれた服のように

グチャって汚いシワがいくんだろうな…て思うんです。





じゃあ、

そのひどいシワを

ピンと張りが蘇るような元の姿に取り戻すには

どうしたらよいのか、、、。



ひとつは...

水につけてしまう。


つまり…頭から水をかぶるような

肝を冷やすようなことに遭遇すれば

シワは消えるけれど

悲しみで心がひたひたになってしまいそう。



もうひとつは…

熱してしまう。


つまり…火の粉が飛んでくるような

アイロンを滑らせるような熱さに遭遇すれば

シワは消えるけれど

心が、大火傷しそうですよね。



でも、一番よくシワがのびるのは

「水をふきかけ、熱する」という

「ぬくもり」です。

「ぬくもり」て、なんだと思いますか??



敗戦後の日本人は

自分の生活の立て直しに精一杯で

自然に生きることができませんでした。


必死に生きて

たくさん頑張って

自分たちにグチャっと歪んだような

自然ではないシワを

たくさん心に刻んできたんだと思います。


みんながみんな

自分のために生きるしか

なかったんだろうな…て。


それが、歳を重ねた今も

生き方として染み付いていらっしゃるのかもしれないですよね。


日本人が

大きな歴史の流れの中で一瞬

他者への想像力や、思いやりや、愛を

忘れてしまった時間だったのかもしれません。



日本には、

伝教大師最澄の「忘己利他(もうこりた)」という教えがあります。


自分を忘れ

他者の幸福のため尽くすこと。


これこそが慈悲の極みで

敗戦前に日本の文化としてあったものです。


生きるよろこびとは

自分から先に「与えさせていただく」という中にある「よろこび」です。


今こそ、忘れていた「思いやり」をとりもどす時ですね😊

それが、本来、日本じゅうどこにでもあった、

やさしい、わたしたちの自然の姿です。


今からでも遅くはありません。

心にできたシワを

潤いの「愛」という水と

あたたかい「ぬくもり」「思いやり」で

ふっくらのばしていけたら、いいですね。


すこやかな一日を。