第41回青森県小学生スキー大会女子リレー | 馬門クロカンスポーツクラブの"挑戦日記"

お疲れ様です。


今日は部活は休みのため、何を書くか迷いましたあせる


今後、残しておきたいと思っていた、県大会リレーでの展開を書きます。


15年ぶり2回目女子優勝


当日、7:30に会場入りしてさっそく気温、雪温、雪質をチャックした。


ここ数日のこの時間の気温は暖かかったが今日は寒い。


それが最初に感じたことでした。


事前にテストを数回、行ったが今日は参考になるか…


気温-5、雪温-3、雪質は湿気が多い。


まだ、この時間ではグリップワックスを決める時間ではない。


タバコを吸いながら今日の天候状況を携帯で確認する。


雪温は0℃までしかあがらない予報である。


ある程度のワックス工程を頭で決める。


そうしているうちに、子供達が続々と会場入りしてきた。


男子リレーメンバー6人と女子リレーメンバー5人の顔を見た。


この時点で子供達には走るメンバー男子4人、女子3人はまだ告げていない。


メンバーの体調を確認しなければならないので、皆を集めた。


全員、体調は絶好調である。


コーチ陣が集合した。


昨夜、家で晩酌しながら考えた出走順をコーチ陣に告げた。


みんな、考えていたのと違うというような顔した。


いつもであれば先行でエースをトップにもってくるが、今回はアンカーで


使いたくなったのである。


その理由はアンカーにエースをもってきて他チームを驚かせたかったのである。


もちろん、5年生二人が急成長したのも大きい。


1人は体の大きさを武器にダイナミックな走りをする5年生。


1人は体全身のバネを武器にする意地の強い5年生。


今の時点では、この3人が最強と判断した。


そして、1走はバネを武器に意地の強い5年生、汐莉。


2走はダイナミックな走りをする5年生の桃香。


アンカーはエースの6年生七彩。


控えは最後までメンバー入りを誰よりも強く思っていた6年生の優里。


もう1人の控えは同じく6年生の南。


優里は4年生で県ナンバー1で5年生の時はエース七彩とワンツーを


とった実績がある。


しかし、この時点では伸び悩んでいたのである。


何度も繰り返しデータをとった。


6年生2人を控えにまわした。


皆で目指した女子リレー優勝を5人で、いや、チーム全員で競技することには


変わりはない。


そのために、この1年頑張ってきたのである。


メンバーを子どもたちに発表した。


気合ののった顔をした。


それはメンバーだけでなく、チーム全員がである。


鳥肌が立ったのを覚えている。


「やることは、すべてやった」コーチ陣も子供達の気持ちを更に湧き起こす。


そして、ワックステストにコーチ陣は動き始めた。


テストしたのは5パターン。


そのうちのテストナンバー1のスキーが最高のグリップである。


テストナンバー3も次にいいグリップをしていた。


開会式から帰ってきた、控えに更にテストをさせた。


7分後、テストから帰ってきた。


首をかしげた…


これだと強くキックできないと言った。


やはり、大人と子どもでは体重の差があるのでグリップしない。


テストナンバー3はもっとダメと言ってきた。


すぐに違うワックスを考えた。


ホワイトボードに書いてあるテストナンバー4の工程を見た。


ベースは同じで(クリスターマルチファースト)


その上はSWIXのKR50のみ。


それで大人はシブ目であった。


他のテストスキーはナンバー1を除いて、ベースの上に数種類の


ワックスを無駄に塗っているのではと思い始めた。


ベースのマルチの上にロッサスペシャル1本を塗ってテストさせた。


最高のグリップ。しかも滑るのである。


スタートまで30分。


これに決定した。


メンバーのスキー本番ワックスを塗り終えて、1走はスタート地点に。


2走はアップ中。


3走エース七彩の姿が見えた。


最後の確認をした。


確認中の七彩の顔は闘志に火がついていた。これは本当である。


あの顔は絶対に忘れられない。



そして、スタート10分前。


1走汐莉のところへ行った。


スタート担当の川村コーチが作戦を指示していた。


アップの走りもいいバネと状態だった。


2走桃香は少し硬い表情をしている。


でもこの子は走りはじめるといい表情をしてぶっ飛んでくる。


心配はない。


スタート1分前。


16チームが構える。


観衆も構える。


おもしろい光景だ。


スタート30秒前のコールがかかる。


いよいよ、はじまるのである。


全員で目指したこの瞬間が。


馬門クロカン/陸上スポーツクラブの"挑戦者日記"
そして、いよいよスタート!!

次回はその後の展開を書くよ。




では今日はこのへんで続きは明日かな?わかんないけどべーっだ!