今日は一段と深い睡眠時間を過ごしていたんだけれど、目覚めてみれば大した時間は経ってはいなくて、夢の中での出来事を想い出さずには居られなかった。


私の身形は未だ幼く、男子か女子かすら見分けられない。
髪も後ろで軽く結ってはいるけれど、きちんとは纏まってはいなく、顔に少しばかりへばり付いている。
麻毛の衣を着てはいるが、掛け合わせの胸元には何やら大きな何かが大事そうに両手で押さえられながら仕舞わられている。

空は薄暗く青味がかかり、辺りは欝蒼とした林らしく、足下は歪な岩や砂利道であった。
私は息をも荒く吐き出しては、身体を前のめりになりながら、一歩ずつ駆け上がってはいたけれど、何故息急いでいるのかは解らない。
林から木々が遠ざかろうとした時、私は前のめりの体勢からバランスを崩してしまい、両手で地面を押さえようとした。
すると胸元に押し込んだ何やらがゴロゴロっと勢い良く飛び出し砂地に姿を見せてしまった。