足が痺れて腫れてます(>_<)



アシクビ?


誰それ?


チクビの友達~?




くるぶし?


なにそれ?


おいしいの~?




・・・失礼しました。





さて、きのうから連載中(?)の2012年1月の抗癌剤入院中のドタバタ劇。登場人物の紹介と病状、ベッドの位置関係、そして衝撃の出会いまでお届けしました。


今日初めましての方は、ぜひきのうのブログからご覧ください<m(__)m>



2012年1月10日 入院2日目 抗癌剤タキソール+ブリプラチン(シスプラチン)投与日



朝6時くらいに隣の牢名主Tさんの奇襲にあった私は、話を止めるきっかけをうかがっていた。朝7時半に朝食用のお茶が運び込まれ、ようやくTさんを帰すことに成功。約1時間半も付き合っていたため、すでに疲れていた。すぐに婦人科医師団の朝の回診がきた。「今日、投与日ですからね。がんばりましょう」と軽くスルーされ、隣のTさんベッドへ。


Tさん「あら~、先生方ご苦労さまです~。私、ホントよい方たちに恵まれて幸せですわ。ええ、快適に過ごしてます。後で足りない薬をリストにして看護師さんに渡しておきますね」などとぬけしゃーしゃーと言う。


えっと~、それって






・・・私の苦しみのうえにある幸せだよね!?


・・・私の我慢のうえにある快適だよね!?




そして医師団が出ていったあとで「まったくぞろぞろ、あんな人数いるのかね!?」と非難したあと、「でもね、私はいつも感謝の気持ちを伝えてんの。それが患者の礼儀ってもんでしょ」とまたしてもOさんに伝授。



Tさんは食欲はあるのだが、病院のプラスチックの容器で出される食事が許せないと言って毎回地下にあるコンビニに買い出しに行く。そしてそのついでにさすが牢名主「病棟のカオ」らしく、各部屋を回り、知り合いを探しては話しこみ、時間をつぶしてくるのだった。その日は1階の本屋の横にある雑貨屋にいたらしく、探しに行った看護師に発見・捕獲され、病室に連れ戻されたTさん。



Tさん「ダメダメ、今日は全然ダメよ。みんなベッドにくくりつけられちゃって」とブツブツ言いながら帰ってきた。


どうやらこの日抗癌剤のお友達が多いらしく、誰もTさんのお相手をしてくれなかったらしい。



そして


「嫌になっちゃうわ~」と言いながら







私のカーテンをシャーっと開けて


Tさん「ね~、ちょっといい!?」


とベッドの足もとに座る。






・・・ちょ、ちょっと~


私、いいとも何とも言ってないけど~!?









意を決して


ラク「私もね、これから10時から抗癌剤だからさ」


と言うと


Tさん「あ~、タキソールでしょ?大丈夫、大丈夫!たいしたことないわよ」


と軽くいなされる。








そういう問題じゃな~い!!!

ヽ(`Д´)ノ





実際には9時半に吐き気止めの点滴を落としにきてくれた看護師さんが追い払ってくれたけどね( ̄^ ̄)ツン




そして、抗癌剤投与中、事件は起きる。




さかのぼること、当日朝。向かいのOさん(性格:内気で後ろ向き)が失禁してしまったと、泣きべそでやってくる。



そしてまたしても「私なんて」が始まる。


Oさん「私ってどうしようもない女」「私のせいでみんなが迷惑する」「私なんてみんなに嫌われている」「もう私なんて死んだほうがいい」「前の日眠れなったから、なんだかぐっすり寝てしまったが、それがいけなかった」「もう絶対水は飲まない」






・・・しーーーーん( ̄□ ̄;)






いや、あの、そこまで自分を責めることないよ~((((((ノ゚⊿゚)ノ






ラク「大丈夫だよ~!!そんなの気にすることないよ!誰だってよくあることだよ(←?)。看護師さんに言えばすぐシーツ取り換えてくれるよ」


と励ましてみたが、メソメソこの世の終わりぐらいに泣きじゃくり、「看護師さんには言わないで」と地団太踏む。









・・・子どもか!?

∑ヾ( ̄0 ̄;ノ





しかし、Oさんに弱い私は、仕方なく助手の人(配膳やベッドメイクなどやる人)を探しに行き、シーツ交換を依頼。


シーツを取り換えてもらったOさんはようやく落ち着き、汚れた衣類を洗濯しに行った。





その間に私は、タキソールの投与が始まった。


ウチの病棟、ナースセンターの周りをコの字型に病室が並んでいる。洗濯機と乾燥機はウチの病室から一つ角を曲がったところで10メートルくらい離れている。テレビカードでも現金でも使えるタイプ。




タキソール投与中、お昼ごはんが運ばれてきた。今まで禁食だったOさんにも流動食1分粥が運ばれてきた。するとOさんいきなり怒りだした。


「これ、私のじゃないわよ!私は腸が悪いんだからまだ食事が出るわけないのよ」




そしてきっぱりと言った。


Oさん「これ、同じ名前の方がもう一人いるはずだから。その方のじゃないかしら」






・・・同じ名前の人?




百歩譲って同じ名前の患者さんがいたとしよう。でも、その人が術後5、6日目で今日のお昼ごはんから1分粥になる可能性って・・・?





絶対ありえないだろΣ\( ̄ー ̄;)





助手さんは一度は引き下がったが、やっぱりほかに同じ名前の人はいないので・・と再度持ってきた。看護師さんも来て、「先生からも指示されてるから」と言い、ようやく納得した。





でも騒ぎのあと、またしても自己嫌悪に(・Θ・;)


Oさん「私なんて迷惑ばかりかけて、早く退院しろって看護師さんも思ってる」









もう、いいかげんにしろ~!!!

ヾ(。`Д´。)ノ







・・・もちろん言えるわけもなく(iДi)


話を聞き、なぐさめ、励まし、なだめ、


「でもちゃんと食べないと元気でないよ」と手を握り







・・そんなこんなで


Oさんの信頼を全面に得てしまった・・・と思う。







ちょっと、これからお出かけなので、続きはまた明日ね(T_T)/~~~

事件は起きるって言っておいて、まだ事件は起きてないのよ~。ごめん、ごめん!

明日起きるから~(^_-)-☆