最後の入院〜最期の時(3度目の宣告?) | 母の闘病記(膵臓癌)と私と家族達のバタバタ記録

母の闘病記(膵臓癌)と私と家族達のバタバタ記録

母の膵臓癌発覚そして最期の時、バタバタしながら奮闘中の私の記録です。

入院は消化器内科へ入院しました。

母のお腹の腹水が抜けるかの検査
心電図、エコー、血液検査

検査後に今度は消化器内科の先生からの説明があるとの事で私達は待たされてました。
今までの入院は、いつも大部屋だったのに今回はベッドが空いてないとの事で個室へ
でも…大部屋の前を通ると空いてるベッドが見える…

姉が子供の用事がある為に
担当医からの説明は父と私の2人で聞く事に…
父は臨床腫瘍科での説明で疲れたらしく
私だけで聞いて来いと駄々をこね出す始末…
(私)「ふざけるな!お前の嫁の話しだろ!私のお母さんでもあるが、お前が聞かずにどうする!いい加減現実から逃げるな!」

看護師さんや先生がいるのに、父に説教する娘…
もう父のわがままぶりは病棟内でも有名だったでしょうし…
言わずにいられなかった…

消化器内科の先生の説明…
(医)「調べた所、お腹の中は癌で埋め尽くされています。癌で門脈という血管も潰れていて、もう心電図も乱れてきているので…非常にお辛いとは思いますが…1週間位は持つと思いますが、その後はいつ何が起きてもおかしくないです」

これには私もパニックになりそうでした…
だって…1ヶ月から1週間に短縮?早くないか?そんな事を思って父を見ると…
泣いてました…
父が泣きながら
(父)「あいつの誕生日まで!それまで持たせてくれ!あいつは2月が誕生日だ!それに家に帰してやりたいし!頼む!そこまで持たせてくれ!」

父のただの感情なんだと黙っていましたが…後々、この言葉が大きな壁になるとは思ってませんでした。

(私)「とにかく、母の苦痛だけは取り除いてほしい。腹水が少しでも抜けるのなら抜いてほしいのですが…」

それだけを言って、グズグズ泣いている父を連れて部屋を出ました。