なんのことやら




『蕎麦とパンツと歌舞伎揚』




何となく語呂がよい

満足のタイトルである









いえ、

明日

天気が崩れると云うので

夜中なのだが

コインランドリーに

行ってきたところ






夜中のコインランドリーは

人気はなく

音楽を聴いたり

本を読んだりするのに

意外とよい場所だ







が、

今日は

乾燥時間を間違えて

100円の追加で

10分乾燥時間が延びるところ




なぜなぜ




300円も追加したために

午前3時にまでなってしまい





待っている間に

腹が空き





帰り道

近くのセブンで

蕎麦など買って

(本当は、とみ田のラーメンが食べたかったが、さすがに最近の自分の腹のデップリを無視するわけにもいかず、しかし、蕎麦だけでは腹も満たされぬと思い、『冷たいまま食べるチキン南蛮』と『天乃屋の歌舞伎揚』を買ってしまった)




家に着き、




IKEA袋の

2人分の洗濯物を

どっさり置き、




さて、

蕎麦でもすすりましょうかと、




ここまでは

よかった








完全に

忘れていた、


私は

麺類が

すすれないという


致命的なハンデを

忘れていた








私は、

昔からなぜか

蕎麦にしても、

ラーメンにしても


ズズーっと

麺をすすって

食べることができず


野暮ったく

もこもこ

麺を口に運びは

カミカミと

食べていた




いつかは

咄家さんのように

ズ、ズズーっと

やってみたいものなのだが









その事を

忘れ

半寝ぼけのまま

蕎麦をおもいっきり

すすって(すすれなかった)

しまった



またまた、



運悪くも

そのうちの

蕎麦一本が

気道に入ってしまい


タバッと

口の蕎麦を吐き出し


もう、

ゲボゲボと

激しく

咳き込んでしまった





と、





同時に、





四十路、


アルアル

《ちょい漏れ》






ちびった






不意にむせたので

腹圧により

ちょい漏れを

しでかし





しかたなし、





パンツを脱いで

また

洗濯物をふやし





あられもない格好で

ぐーすか

寝ているカッちゃんの

横を通りすぎ

履き替えのパンツを

取りに行ったところ







蕎麦食べている

場合ではなくなった







チキン南蛮

食べる気も失せ







なんだか

ふてくされて

パンツ一丁、


バリバリと

歌舞伎揚を

食べ散らかす

深夜の出来事であった








ちなみに、


天乃屋の歌舞伎揚は

必ず

小分けのパッケージのなかで

パキっと

四等分くらいに割って食べる


これ、

歌舞伎揚

アルアル

なのではないかと

勝手に思っている









註釈)

ちびった

パンツは

カッちゃんが

起きる前に

洗っておこうと

思います