今年2月の投稿に、記述式問題の新作3問を追加しました。
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↓2021年2月中旬に投稿した内容↓
脱炭素社会への希望の星・アンモニアは地球を救う?
2021年2月7日・11日の新聞記事より
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無戸籍者関連で、重苦しい話題が続いてしまいました。
たまには、明るい話題を取り上げましょう。
アンモニアは、窒素と水素の化合物ですが、
悪臭とか有害とか老廃物とか、あまり、いいイメージがありません。
しかし、水素と同様に、燃やしても二酸化炭素を排出しないので、
火力発電の燃料として期待されているそうです。
資源エネルギー庁のサイト
クリーン燃料アンモニア協会のサイト
https://greenammonia.org/#activity
液体として貯蔵する場合、
水素は、マイナス255℃くらいに冷やさなければなりませんが、
アンモニアは、マイナス35度くらいに冷やせば足りるので、
そのぶん、貯蔵や運搬の負担が少なくてすむようです。
これまでは、「エコな燃料」としては、水素が主役で、
アンモニアは、その陰に隠れがちでした。
アンモニアに注目したのは、経済産業省の、資源・燃料部だったそうです。
内閣府が進めていた研究開発事業では、アンモニアの利用は、
もともとは、「水素を運ぶための手段」にすぎなかったそうです。
上記のとおり、水素よりもアンモニアのほうが、輸送の負担が少ないので、
「いったんアンモニアにして輸送する」という手段を考えたわけです。
そして、研究チームは、
「もしかしてだけど、それなら、いっそのこと、
アンモニアを直接燃料に使うほうが、簡単なんじゃないの?」
・・・というふうに考えたそうです。
ただ、実用化には、ハードルがあるようです。
安定した供給網の確立は、まだまだこれからですし、
発電コストは、水素よりは安いものの、石炭火力よりは高く、
燃焼時に出る有害な窒素酸化物(ノックス)も、地味に厄介です。
とはいえ、うまくいけば、原発に頼らなくてもよくなったり、
政府の目標(温室効果ガスの排出量を2050年までに実質ゼロにする)達成の
原動力にもなりそうです。
↑ 2021年2月中旬に投稿した内容 ↑
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アンモニア いろいろな記述式3問 平4・平成20年代教材で作成
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アンモニアの構成 語群作文1問 平4・平成20年代教材で作成
H3の3は、小さい3だと思ってください(便宜上、そうみなします)。
<語群>
アンモニア 化学式 原子
個 H3 化合物 素
類題:
ヒント
アンモニアは、●●●●●●と●●●●●●の化合物で、化学式は●●●である。
解答例 37字
アンモニアは、窒素原子1個と水素原子3個の化合物で、化学式はNH3である。
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アンモニアの集め方 正誤判別1問 平成4年教材で作成
<◯×例題>
発生させたアンモニアを容器に集める場合、
下方置換法や水上置換法よりも上方置換法が適している。
類題:
ヒント
●●よりも●いので下方置換法●●●●、水に●●●●●ので水上置換法●●●で、●。
解答例 40字
空気よりも軽いので下方置換法は使えず、水によく溶けるので水上置換法もダメで、◯。
備考
アンモニアの水溶液(アンモニア水)は、アルカリ性です。
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ハーバー・ボッシュ法 説明作成1問 平4・平成20年代教材で作成
ハーバー・ボッシュ法(ハーバー法)とは、簡単にまとめると?
類題:
ヒント
●●・●●のもとで、●●を用い、●●と●●を反応させ、アンモニアを●●する方法。
ハーバーにより●●的●●が行われ、ボッシュにより●●●●●た、アンモニア●●●。
解答例 40字
高温・高圧のもとで、触媒を用い、窒素と水素を反応させ、アンモニアを合成する方法。
ハーバーにより基礎的研究が行われ、ボッシュにより工業化された、アンモニア合成法。
備考
2つ目の解答例は、広辞苑第六版より引用させていただきました。
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ちなみに、2021年8月25日の新聞記事によると、経済産業省が、
石炭の代わりにアンモニアを使う発電技術の開発などについて、
最大688億円を配分するそうです。
脱炭素社会に向けた技術開発を後押しする政府の2兆円基金から、
配分するらしいです。
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