執行停止  いろいろな記述式4問   主に平成20年代教材で作成 | 記述式九つの型 (第1の型から第9の型まであります。それぞれの型のルールについては、プロフィールをごらんください。)

記述式九つの型 (第1の型から第9の型まであります。それぞれの型のルールについては、プロフィールをごらんください。)

40字程度の記述式問題(会話特定・キーワード組合せ・空欄補足・クロスワード穴埋め・語群作文・条文訂正・正誤判別・説明作成・設問逆行)や、
文章理解(国語)の問題を、作成・投稿しています。
なお、投稿の年月日および根拠教材の年代には、ご注意ください。

執行停止  いろいろな記述式4問   主に平成20年代教材で作成

 

2020年7月18日に、2問投稿

同年7月30日に、2問追加

____________________________________

 執行停止  空欄補足2問   主に平成20~24教材で作成

 

生徒S:行政不服審査法25条1項(改正前は34条1項)や、

    行政事件訴訟法25条1項によると、

審査請求も、処分の取消しの訴えも、執行不停止が原則なんですね。

先生T:なぜなら、<ア  40字程度で埋めてください>からね。

生徒S:行政不服審査法25条6項(改正前は34条6項)も、

    行政事件訴訟法25条2項ただし書も、
「執行停止をするとしても、処分の効力の停止は最終的な手段だ」

というスタンスですね。

先生T:したがって、たとえば、

財産が差し押さえられて、公売にかけられようとしているときは、
<イ  40字程度で埋めてください>のよ。

 

類題:平5 問44 肢1 ・ 平6 問44 肢エ

平8 問38 肢4 ・ 平19 問15

 

ア ヒント

●●的な執行停止を●めた場合、●●上の●●が●●く、●●を●●するおそれ●●●
執行停止が原則だと、●●活動が●●し、●●●●や●●●●が●●●●に利用される
●●(●●行為)は、原則として、●●●を有し、●●●●●るまでは●●に●●する
 ア 解答例   39字

自動的な執行停止を認めた場合、行政上の支障が大きく、濫訴を助長するおそれもある
執行停止が原則だと、行政活動が停滞し、審査請求や取消訴訟が時間稼ぎに利用される
処分(行政行為)は、原則として、公定力を有し、取り消されるまでは有効に通用する
 

イ ヒント
●●に●●●をかければ●●る以上、●●●●●の●●を●●することはできない
●●●●●自体の●●を●●することはできず、●●が●●●●されるにすぎない
●●の●●の●●(●●の●●または●●の●●の●●)が認められるにとどまる

 イ 解答例  37字
公売に待ったをかければ足りる以上、差押え処分の効力を停止することはできない
差押え処分自体の効力を停止することはできず、公売がストップされるにすぎない
財産の公売の停止(処分の執行または手続の続行の停止)が認められるにとどまる

____________________________________    

  決定VSイチャモン  会話特定1問   平成20~27教材で作成

 

A:処分の取消しの訴えなどが提起されても、処分の効力は、

原則としてそのままだよ(行政事件訴訟法 25条1項)。

B:さらに、例外の例外として、俺は、鶴の一声で、

  イチャモンをつけることができるぜ(同法 27条1項)。

A:僕はBのイチャモンには逆らえないんだ。

  といっても、Bのご意向に忖度してるわけではないよ。

  27条4項で、そう規定されてるんだよ。

C:つまり、この制度は、私たち三者の権力分立(要するに、三権分立)に

反するおそれがあるのよね。

B:だから、むやみに使えないように、

  きびしい要件があるだろ(27条の、2項・3項・6項)。

C:さらに、Bは、この制度を使った(Aにイチャモンをつけた)ときは、

次の常会において私に報告しなければならないわよ(27条6項)。

 

類題:平23 問17

 

ヒント

執行停止に対する●●●●●●の●●。A●●所、B●●●●●●、C●●。

 

解答例  35字

執行停止に対する内閣総理大臣の異議。A裁判所、B内閣総理大臣、C国会。

____________________________________

決定VS事情変更  正誤判別1問   平成20・23教材で作成

 

 <◯×例題>

処分の取消しの訴えに関連して、いったん執行停止の決定がなされた場合でも、

その後の事情の変更によっては、当該決定が取り消されてしまうことがある。

 

参考条文:行政事件訴訟法 26条1項 ・ 27条1項 ・ 27条4項

類題:平6 問37 肢4

 

ヒント

決定の●●の●●など●●れば、●●●●●●取り消すことができるから、妥当で●●。

●●●●●●が●●を●●たときは、●●●●取り消さなければならないので、[  ]。

裁判所は、●●●の●●●や●●●●●●の●●により、取り消すこともあるため、●。

 

解答例  40字

決定の理由の消滅などがあれば、申立てにより取り消すことができるから、妥当である。

内閣総理大臣が異議を述べたときは、裁判所は取り消さなければならないので、正しい。

裁判所は、相手方の申立てや内閣総理大臣の異議により、取り消すこともあるため、◯。

_____________________________________

 簡単に表にまとめました。

改正でマイナーチェンジされた部分もあるので、

平成20年代教材のみならず、イーガブ(2020年)も参考にして作成しました。

 

 

___________________________________