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リバティアイランドが香港から遺骨で戻ってきたそうです。
左前脚の種子骨靭帯の内側と外側を断裂、球節部の亜脱臼。
蹄の骨とその上の骨をつなぐ靭帯が両方切れてしまったので、その関節がほぼ脱臼した状態になってしまっているということです。
体重の重い動物はその小さな綻びから、その体重を支えきれず、患部はいずれ血行障害から壊死して、感染を起こし、結果、敗血症に耐えられずに死に至ります。
大動物にとって、成長してからの足の怪我は死を意味します。
わかってます。
でもね、私は安楽殺という処分に耐えられません。
安楽な死なんかあるものかと思います。
かつてBSE(狂牛病)の噂により、牛が屠殺できなくなった時には、安楽殺の依頼がよく入りました。
そして、偶発的な死亡により支払われる死亡保険を得るために、偶発的な事故により死亡したように書くことを要求され、断ると恫喝されたものです。
保険うんぬんはともかく、生き物は、生まれたからには全うすべき生があると思います。
意見の違う人もいるでしょうが、肉用として生まれた牛や豚は、人間が途中で死なせたり、病気にせず、肉として多くの人を幸せにすることが全うだと思います。
安楽殺なんて、管理の不行届と人の都合を動物に押し付けた酷い行為だと思います。
私は馬の専門医ではありません。
だから、リバティアイランドの怪我と処置について語る資格はないかもしれません。
ただ、怪我してしまった馬を生体として輸送し、再び検疫を通すには、手間もコストも、骨にして持ち帰るより随分余計にかかるのでしょう。
そんな都合ではあって欲しくないです。
私が臨床を諦めた理由の1つが安楽死という処分でした。
だから、オージィと穏やかに暮らすことにしたのです。









