引越しを聞いた日、Aさんに聞いてみた。料金のカ-ド払いの可否。


最後の割りには、なにか後ろ髪を引かれるものがあった。が、給料日までロングで行く弾が無い…


私、普段の買い物はポイント貯めたいから専らカ-ド払いだけど、この業界にはポリシ-があって現金のみ。と言うのも、高い遊びだし、はまってしまった場合に怖いから、あえて現金で払って大金を使っていると自身に言い聞かせていた。


もう一つのポリシ-は借金はしない。がしかし、もし、カ-ド払いが不可ならキャッシングも本気で考えていた。


今度こそ終わりだから妥協は一切しなかった。


その日のうちにLINEが来た。


カ-ドは可能。そして、女の子が来たから今日が最終日。明るい時間からの勤務だけど、お店自体が暇で一切お客さんが入ってないとか。


勤務明けに読んだLINE。


すぐAさんに連絡した。


じきに念のためお店のHPを見たら、なんと受付終了のアナウンスが…


再びAさんにLINEした。


絶対に予約してくれると信じ、お店に逆指名して最優先での案内をお願いしていた。ちなみに、この直前に問い合わせが入っていたとか。


今までの中で一番の喜びだった…


男って単純だから、Aさん、そして配慮してくれたお店にも感謝の意味を込め、今から最大限の時間で420分で予約した。最終日に変な客に当たっても…だし。


映画、またやりたいと言っていたプリクラ。そして、焼肉(笑)


ホテルに戻った時には残り1時間を切っていた。


あまりにも短すぎる時間…


手持ちはあったから1時間延長した。


カラオケで、Aさんに毎度のナンバ-を唄わせ動画を撮った。


Aさん、号泣していた…


引越しは家庭の事情だけど、残るかどうか迷ったらしい。でも引越しと卒業を決心した理由を聞いて、私は賛同した。


ここ最近の勤務で、身の危険を感じたお客さんからの行為があったという。自分の命を守るためと。


最後の最後まで、手を握って歩くことも出来なかったのに、別れ間際にAさんのことを抱きしめた。


そして、新しい地で近いうちに会おうと約束した。


私は疑った。


電話してまで誘ってくれたこと、枠を確保してくれたこと、泣いてしまったこと。単なる「常連さん」への誘いでは無かったのか?


こうして、最終勤務日は私の貸切で終了した。


今度こそ、このお店もあのホテルも使うこと無いと信じて。


最後に。


「出会いとは、人生最大の宝物である」