合格者座談会について書きたいと思います。


私が通っていた予備校の高齢合格者座談会に、合格者の立場として行ってきました。



小規模かと思ったら、意外にも多くの学生がおり、質問攻めで結構大変でした。しかし、同じ高齢受験者だった者として是非頑張って合格してほしいと思っています。



色々話を聞く中で多かったのが、範囲が広いので科目に限らず勉強してもなかなか覚えられないという悩みでした。数的処理であれば解法が覚えられない、歴史であれば内容が多すぎて覚えられないというような内容です。



一言で「覚えられない」と言っても、様々な原因があるので、様々な対策があります。覚えたはずなのに次にテキストを開いたときに解けない原因としてとりあえず思いつくのは、



・「覚えたはず」が実は「覚えたつもり」だった、または印象が薄かったために忘れやすい

・範囲が広すぎるために忘れ始めたときに復習できず、長期記憶にできなかった



などがあげられます。



まず、一つ目の「覚えたつもり」は、始めにテキストを読んでテキストの言葉で理解できたものの、自分の言葉に直して理解していないために、印象に残りにくく次に勉強したときには忘れているのだと思います。



つまり、本当は自分の頭の中ではまとまっておらず、自分の言葉で人には説明できないレベルだったということが考えられます。



これを克服するには、テキストを読んだ後に人に説明してみるのがベストですが、そこまでは難しいと思うので、代わりに内容を要約してテキストの隅にメモしておくことをお勧めします。このときに自分でわかりやすい例をつけておくとさらに印象に残ります。



要約をすれば自分の頭のなかで整理され、グッと印象に残りやすくなります。



次に、「範囲が広すぎるために2回目には忘れている」という状態は、こまめに復習ができる仕組みを作っておくことで克服できます。



私がやっていたのは、ノート(できれば科目ごとに分けて)に基礎のポイントや覚えにくそうなこと、または過去問を解いて間違えたこと、ゴロ合わせなどをメモして、3日ごとや1週間ごとにさっと目を通していました。



それでもなかなか覚えれないなという時に録音して聞いていました。



ただ、復習の量が多くなってしまうと勉強が進まなくなりますので、基礎の部分だけ復習することがポイントです。


自分に合った復習方法というのがある方は、その方法を使ってこまめに復習することを意識して勉強してみてください。




引き続きモチベーションの持続について書きたいと思います。



自分が一番やる気を起こさせた方法を紹介します。



それは…「今年で公務員の挑戦は最後にする」と決めること、覚悟することです。



私がこれを決めたのは、B日程の市役所の一次試験を落ちたとき、きっかけは意外にも転職コンサルタントの言葉です。



B日程の一次試験は、自分の中ではかなり自信があり合格と思っていましたが、見事に不合格でした。その分ショックが大きく、同時に将来への不安も大きくなりました。毎日勉強で同じ生活の繰り返しが数ヶ月続き、精神的に少し気が緩んでいたときでもありました。



自分はどうしても公務員になりたい、でも今年合格しないかもしれないし、来年絶対合格するという保証もない。不安の中での勉強漬けの生活に耐えれるだろうか。今年中に転職しなければ、正社員として就職できないかもしれないから、勉強を平行して転職活動もしたほうがいいかもしれない。



悩みに悩みました。



転職斡旋会社にも行き相談しましたが、退職から1年以上ブランクがあると自分が希望するような会社へは難しいという現実を知り、ますます弱気になりました。



しかし、そのときの担当の方の言葉が自分の弱気を吹き飛ばしました。



「公務員になると決意して会社まで辞めたんだから、そこは筋を通さないとこの先一生後悔するんじゃないですか



その言葉を聞いて、もう一度、会社を辞めて公務員を目指すと決意したときのことを思い出しました。



そして、C日程の受験を公務員への最後の挑戦にすることを決めました。それを決めた瞬間、不思議と今までのモヤモヤが吹き飛びました。



C日程でダメなら、自分は公務員よりも民間で働く方が幸せだということにちがいない。その代わり、もうこの先二度と公務員試験は受けないから、後悔しないようにやりきろう。



こう覚悟を決めてから、後悔はしたくないという気持ちから勉強に対する必死さが変わりました。またやることが一つに絞られたことで、集中力も一段と増しました。



人間は、背水の陣で挑めば実力以上に大きな力を出すことができると思います。



誰もがはじめから1年での合格を目標にしていると思います。もしあの時自分が「落ちたらまた来年受ければいいや」と思っていたら一生合格できなかったかもしれません。



それよりも「あの時もっと頑張っておけばよかった」と後悔を背負っていたと思います。


公務員の採用数は減るというニュースもありましたし、学生の理想の仕事の1位が公務員とニュースになるような不景気です。今後も公務員は狭き門かもしれません。



「落ちたとしても自分はここまで勉強したんだから、公務員は縁がなかったと思うことにしよう」と思えるくらい勉強しましょう。

モチベーションの持続について書きたいと思います。


勉強と同じくらい大切なものがモチベーションの持続です。



私もそうでしたが、勉強を始めたときは「この1年は死ぬ気で勉強して必ず受かってやる!」と意気込んでいても、3ヶ月も同じ生活が続けば必ずダレてきます。



モチベーションがなければ、どんなに良い予備校に通っていようがどんなに良い参考書をもっていようが受かることはできません。



私が行ったモチベーション持続の方法をいくつか紹介したいと思います。



それは…



①勉強=仕事と意識することです。



そのための具体的な方法は、計画表をつくることです。



まずは計画を立てます。試験までに問題集やテキストを何周まわすのかを決めて、1日にやるべき範囲を決めます。次に、エクセルで作った表または市販のスケジュール表を用意します。



実際に勉強をしたら、エクセルで作った表やスケジュール表に、勉強した科目や問題数をこまかく書き込んでいきます。



この書き込むという作業をすることで、計画を常に意識できるようになり、続けていると仕事をこなしている感覚になることができます。



そうそると、「なんか今日は気分が乗らない」という気分は薄れてきますし、「予定を達成するには今日は休んでいられないな」と勉強に対して前向きになれます。



それでもやる気がのらないときは…

②その日は自習室まで行ってテキストを広げることを目標にする。



毎日何時間も勉強していれば、おそらくどれだけやる気がなくても「テキストを開くだけならやってみようか」となると思います。目標は問題1問を解く、でもかまいません。少しだけ勉強してみて、それでもやる気がおきなければ、その日は目標達成したからOKと切り上げましょうう。



しかし、ほとんどの場合、自習室にいってテキストを広げると、「1問くらい解いてみようか」となり、1問解くと「もう1問解いてみようか」とエンジンがかかってきます。こうなればシメたものです。



じゃあさらにもう30分、1時間…と少しづつ目標時間を増やしていけば、さらに気持ちにエンジンがかかって、いつのまにか1日の目標を終わらせれています。



はじめの目標は5分でも、問題1問でもなんでもいいです。その代わり、そのときは家でやるのではなく必ず予備校の自習室や図書館まで行って1問だけ勉強するようにしましょう。周りに勉強している人がいれば、「周りがやっているんだから、1問くらい解いてみるか」という気持ちになるはずです。



勉強したくないと思う日も、まずはいつもどおり自習室に行き、行ってテキストを広げてから勉強するかしないかを決めましょう。やる気を起こしたいときにお勧めの本を紹介するので、やる気を出したい方は一度読んでみてください。


毎朝1分で人生は変わる/三宅 裕之
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化学、生物、地学の勉強方法について書きたいと思います。



この3科目は、基本的に同じやり方で勉強しました。




①ある単元を基本書で軽く理解


上・中級公務員試験光速マスター 自然科学―数学/物理/化学/生物/地学/著者不明
 
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その時のテキストとしては、この光速マスターがいいかと思います。完結にまとめてあるので、時間をかけずに予習や復習で基礎を学ぶ本の位置づけとしては最適です。

ただし内容は浅いので本格的なテキストとしては使用できません。



②そのあとにテキストを読んで深く理解



パワーUP版 センター試験 化学Iの点数が面白いほどとれる本/橋爪 健作
 
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決定版 センター試験 地学Iの点数が面白いほどとれる本/蜷川 雅晴
 
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パワーUP版 センター試験 生物Iの点数が面白いほどとれる本/大堀 求
 


公務員のテキストや問題集というのは、「この本の内容を覚えれば完璧!」というような完璧なテキストはありません。予備校のテキストでもです。



私もそのようなテキストがないか色々探しましたが、ないというのが結論です。どれだけ勉強しても、試験では「こんな重箱の隅をつつくような問題もあるの?」という問題も出てくることもあります。



ですので、完璧なテキストというのは、勉強をしていく中で自分で作っていくものだと思います。




③テキストで理解した単元に該当する問題を過去問で解く

 (知識がモノになっているか過去問で試すため)


頭で理解しても、本番で使えなければ何の意味もありません。忘れないうちにすぐに過去問で知識が使えるか練習します。


その時の問題集は東京アカデミーの「出たDATA問」がいいと思います。



大卒警察官・消防官・市役所上級公務員過去問精選問題集 出たDATA問〈4〉自然科学 基礎編〈2.../著者不明
 
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国家2種・地方上級公務員過去問精選問題集 出たDATA問〈9〉自然科学 実践編〈2011年度〉.../著者不明
 
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人文科学も同じですが、このテキスト理解→過去問を直前期までに3周繰り返すと身についてくるかと思います。


ちなみに予備校講師によると、一般知識の問題は、消去法を使い1問30秒~1分くらいのスピードで解くのが理想みたいですから、最終的にはそのスピードまであげることを目標に勉強を進めるといいと思います。



ただし始めはたくさん時間がかかっても問題ないです。




④復習(光速マスターの読み直し、覚えられなかったところを耳で暗記)



例によって覚えるのが難しいところは、反復練習をして体で覚えます。



次の単元を勉強するときに前に勉強した範囲の光速マスターを少し読んで復習してもいいですし、どうしても覚えられないところはICレコーダーを使って内容の要約やゴロ合わせを録音し、隙間時間に聞くようにします。






(理解したと思ったらある範囲や単元ごとに要約してまとめたり、ゴロ合わせなどで記憶に残りやすくする)


参考書、テキストを上の点を注意しながら理解します。光速マスターをちらちら見ながら、今自分はどこを勉強しているのか、確認しながら勉強すると理解度がアップします。その時の理解はもちろんですが、大切なのは忘れたときのために思い出しやすい仕組みを作りながら勉強することです。



過去問まで終わった段階で、覚えにくいところは要約やゴロ合わせなどを光速マスターにメモしておくのも復習しやすくなる手かと思います。


テキストは、予備校のテキストがベストといえばベストです。私も予備校のレジュメを使用しました。しかし、独学の方は以下のような大学センター試験レベルのテキストがいいと思います。


自然科学全般の勉強方法について書きたいと思います。



自然科学は、数学、物理、化学、生物、地学の5つあります。


過去問をみてみます。問題としては知識を問われる問題がほとんどなので、記憶勝負です。



歴史では問題文の中に間違いが3~4つあったのに比べて、自然科学では1つだけということもあります。難易度はそこまで難しくはありませんので、勉強すればするほど得点になりやすい科目でもあります。


ただし、小手先のテクニックやうわべだけの知識では通用はしないと思うので、しっかりと勉強はしないといけません。



5科目と非常に範囲も広いです。苦手なものは捨てて、残りの得点率を上げるというのも一つの手ではあります。



ただ、3科目に絞るデメリットは、



・本番で化学、生物、地学の問題が難しかったときに、数学と物理に変えることができない

・市役所の試験は全問必答のところが多いので、ハンデを背負うことにもなる



ということがあげられます。



私は始めは数学、物理を捨て科目にして、化学、生物、地学のみを勉強していましたが、最終的にC日程の時には数学と物理も軽く勉強しなおしました。


5科目あるとなかなか勉強が進まず焦りがちになるので、始めは3科目に絞り、得点できるようになって気持ちに余裕がでてきたら科目を増やしてみるというのもありだと思います。



数学はともかく物理の世界を理解するにはなかなか時間がかかるかもしれないので、始めは捨てておいて余裕が出たときに勉強を始めるのも一つの手ではあるので、参考にしてみてください。




世界史の勉強方法について書きたいと思います。



世界史の勉強方法は基本的には日本史と同じです。しかし、日本史とは違いたくさんの国や地域がでてくるため、自分は今どの時代のどこの国を勉強しているのかを意識しながら勉強しないと、ちんぷんかんぷんになります。



そこで、年表が非常に役に立ちます。




①年表を用意する


もういちど読む山川世界史/著者不明
 
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この本の巻末についている年表は、日本、アメリカ、ヨーロッパ等地域ごとにわけられているのがいいところです。年表は歴史全体を頭で整理する、忘れたときに思い出すのに最適です。まずはこの年表をコピーして、手元においておきます。



②試験範囲全体のあらすじを頭に入れる


世界史 古代~近代へ―大学受験らくらくブック (新マンガゼミナール)/沢辺 有司
 



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次にまんがで全体の内容を軽く頭に入れます。



この作業によって、歴史を勉強するにあたっての下地ができますので、次の段階で自分は今どこの時代のどの国を勉強しているのかを意識しながらでき、迷子にならずに済みます。



まんがは絵や内容を簡単にしてくれているため、導入として読むにはっ最適だと思います。高速マスターで全体の内容をつかんでもいいと思います。



ポイントは、年表と照らしあわせながら読んでいくことです。理解度が増します。



これらの本はあくまで導入用なので、しっかり勉強するには内容的に足りませんので、つぎの段階で深く勉強します。



③時代ごとに詳しく勉強する


次は、時代や国、単元ごとに分けて、より詳しい内容を勉強します。



頭で内容を理解→過去問を通して体で暗記 



を意識すると頭に残りやすくなります。



この時のテキストは


公務員Vテキスト〈21〉人文科学〈上〉/著者不明
 
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もういちど読む山川世界史/著者不明
 
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センター試験 世界史Bの点数が面白いほどとれる本/神余 秀樹
 
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など、公務員試験用の理解本を使用します。私はTACの本を使用しました。公務員試験用に作られている点では3冊の中ではベストかと思います。


もちろん予備校の講師のテキストやレジュメがより良いと思いますし、他にも例や絵、ストーリーで読みやすいと思うものがあればそれを使用してもらっていいと思います。


どのテキストが理解しやすいかは人によって違います。



テキストを読むときは、ある単元を勉強したら簡単に自分で要約して、横に書いておくと効率良く勉強できます。


要約のメリットは、以下のようなものがあります。


①自分の頭を使って考えると頭に残りやすい

②復習で読み直すのにテキストそのままに比べて要約したものは時間がかからない

③テキストそのままに比べてすぐに内容を思い出すことができ、要約を考えた時の記憶を思い出すことができるので、内容のほぼ全体を思い出すことができる



また、この時ももちろん年表で前後に何が起こったのか歴史の流れを確認しながらテキストを読みます。



そして、ある単元の勉強が終わったらすぐにその単元の過去問を解きます。試験ではどのように聞かれるのか、自分の覚えた内容を試験でどう使うのかを試します。



④覚えられない内容は耳で暗記する



内容理解→過去問 は最低3周は繰り返しました。そしてそれでも覚えられなかった内容は例によりICレコーダーで覚えられない箇所を要約して録音し、隙間時間に聞くようにしました。


ちなみにこの耳の暗記は、論文でも使うことができますが、それは論文の記事で書きたいと思います。


直前期は過去問の繰り返しになりますが、それも直前期の記事で書きたいと思います。








理解と耳の勉強法について書きたいと思います。



私が行った勉強法は、前の記事の日本史の勉強方法のパターンを基本にしていました。

内容を自分で要約して理解→過去問→耳で何度も聞いて暗記



という流れです。



高齢受験者は若い受験生よりも忘れやすいです(涙)ですから、記憶に残りやすい暗記方法や思い出しやすい暗記方法、またこまめに復習をすることで短期記憶を長期記憶に変えていくことが必要です。



その勉強パターンをまとめると以下の通りです。



①科目の全体範囲の内容を軽く触れる程度に頭にいれる


②自分で要約することを意識してテキストを読み、詳細を学ぶ(自分が他人に説明できるまで理解しているか)


③理解したらすぐにその範囲の問題を解く


④「理解→問題」を繰り返し、それでも覚えられない箇所は自分で録音し、隙間時間に何度も聞いて耳で暗記する



最初の壁は理解です。



テキストは読むだけでは、読んだときはわかっていても、たいていの場合それだけでは1か月後に80%は忘れます。自分もそうでした。わかったつもりになっているだけだからです。



公務員試験での「理解している」かどうかは、その内容を何もみないで他人に説明できるかどうかです。丸暗記では解けない問題がたくさんあるので、きちんとした理解が必要です。



ですから、テキストを読むときには、「自分が先生だったらその内容を生徒にどのように説明するか」ということを意識すると、わかったつもりを防ぐことができます。



「この内容はつまり?」「一言でいうと?」と自分に問いかけながら読んでいき、自分の言葉で要約しながら読んでいくと、読んで理解するよりも何倍も記憶に残ります。



きちんと理解していれば思い出しやすくなります。



しかし、自分で説明できるレベルまで理解したと思っても、1ヶ月や2ヶ月経つとどうしても忘れてきてしまいます。

理想は、1週間後、1ヶ月後に復習しなおすことで記憶を定着しやすくできますが、公務員試験は範囲が広いため、そんなペースではなかなかできないのが現状だと思います。



そこで、覚えられない箇所の、自分で要約した文章をICレコーダーで録音し、ipodで移動時間に繰り返し聞きます。オーディオブックにして倍速設定すれば時間も短縮でき効率的です。

どこでも手軽に復習できます。



このとき、テキストの内容そのままではなく、自分でまとめた文章を録音することがポイントです。記憶のしやすさが断然違います。



自分で要約しなければ自分の頭を使わないため、わかったつもりになってしまう可能性が高いです。



人に説明できるよう自分の言葉に置き換えながらテキストを読み、こまめに耳で復習をすることで短期記憶を長期記憶にすれば、効率のよい暗記ができるのではないかと思います。






間に別の記事をはさみましたが、日本史の続きを書きたいと思います。



前の記事では、年表で確認しながら、歴史まんがなどでをざくっと基礎を勉強するところまで話しました。ただ、このときに一気に全範囲やらなくてもいいです。



歴史まんがなどこの段階のテキストは、あまり詳しくない方がいいです。なぜなら、初学者にとってはざくっとしたところから学んだ方が頭に残りやすいからです。



その次は


③時代ごとにさらに踏み込んで勉強→その時代の過去問を解く



公務員用の市販テキストまたは予備校テキストを読み込み、それぞれの時代ごとを細かく勉強していきます。このとき重要なのは、ただ読むだけではなく、ある程度の範囲を読んだら、自分の言葉で内容を要約することです。



この要約ができて初めて自分の中で理解できているということができます。




要約するたびに、自分に「この内容が言いたいことはつまり何?」と自分に問いかけながら読んでいくとうまくなっていきます。



要約のコツは、文章をできるだけ簡素にすることです。文章が2文以上になる場合は1文目に全体の要約をまず書き、2文目以降に詳しい内容を書いていきます。文章自体も主語と述語だけの文章が一番簡素です。


この要約を通して論文での文章力もつけることができます。



要約のメリットは、時間がたって忘れたときに簡単に復習できる点です。テキストを読んで勉強しなおすと意外に時間がかかりますが、要約文を読めば時間が短縮でき、頭を使って考えたことなので意外と記憶に残っています。



そして、テキストで内容を頭に入れたあとは、忘れないうちに勉強した時代の過去問を解きます。テキストを見ながらでかまいません。



公務員Vテキスト〈21〉人文科学〈上〉/著者不明
 
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センター試験 日本史Bの点数が面白いほどとれる本/須田 努
 
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大卒警察官・消防官・市役所上級公務員過去問精選問題集 出たDATA問〈3〉人文科学 基礎編〈2.../著者不明
 
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国家2種・地方上級公務員過去問精選問題集 出たDATA問〈8〉人文科学 実践編〈2011年度〉.../著者不明
 
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問題集は、東京アカデミーの「出たDATA問」が問題数もあり、お勧めです。問題としても、他の問題集に良く載っている問題も多く扱っています。



ただし、出たDATA問は解説があっさりしすぎているので、解説をみて他の過去問の方がよさそうであれば他を使ってみてください。



ポイントは、ある時代を勉強したらすぐにその時代の過去問を解くことです。頭に入れた理論を過去問で練習することで、体で覚えることができます。



スポーツが上手になるには、正しいフォームや上手な人の動きを見て頭で理解して、練習をすることが必要です。それと同じで、勉強もテキストの内容を理解して覚えたら過去問でその知識が使えるかを練習をしないと忘れやすくなります。


テキストの内容の理解や暗記をおろそかにして過去問だけ解いていてもなかなか覚えませんし、テキストを読み込んで過去問をしなければすぐに忘れてしまいます。



時代としては、鎌倉時代、江戸時代、近代、現代が出題されやすいので、そこを


直前期までにこれを最低3周はすることを目標にします。




④復習する(なかなか覚えられない箇所は耳で覚える)



公務員試験は勉強の範囲が多いため、「テキスト→過去問」を繰り返してもなかなか覚えられないと思います。そのため、ちょくちょく復習することが大切です。



次の時代を勉強するときに光速マスターや要約文を読み直すと時間が短縮できます。


ICレコーダーで暗記したい内容を録音し、移動時間や暇ができたときに繰り返し聞き、隙間時間で短い間隔で復習を多くすることで短期記憶を長期記憶に変えていきます。



このとき、覚えたい内容をテキスト内容そのまま録音するのではなく、自分で要約し、要約した文章を録音するようにしてiphoneやipodなどで聞いてください。



⑤よく間違えるところを年表に書き込む


何度も問題を解いていると良くひっかけられている箇所やフレーズがあることに気づくと思います。過去問を解けば、どのあたりがポイントかがわかってきます。



例えば、戦後の歴代内閣総理大臣であれば、問われるのは吉田茂、鳩山、岸、池田、中曽根首相についてがほとんど、などです。



良く出ている箇所は細かい文章が変わっても今後も出るポイントですので、年表に書き込んでおきます。



そして時々年表を読み直して復習します。



始めは1週間に1度でもいいので、ちょくちょく年表を読んで常に全体像を忘れないようにしておくことが、短期記憶を長期記憶にできるコツです。



今までの内容を以下にまとめておきます。



①年表で全体を勉強

②歴史漫画であらすじをつかむ

③自分で要約しながらテキスト理解と過去問による練習

④覚えられない箇所を耳で暗記

⑤年表でときどき復習


記憶について書きたいと思います。



公務員試験はほとんど記憶力がものをいう試験です。数的処理も、解法を記憶しなければいえないので暗記が必要です。



勉強方法を考えるには、まず記憶について知る必要があると思います。



記憶について大事なことは、忘却曲線、短期記憶と長期記憶の存在です。



エビングハウスの忘却曲線 についてご存知でしょうか?


20分後には、42%を忘却し、58%を覚えていた。

1時間後には、56%を忘却し、44%を覚えていた。

1日後には、74%を忘却し、26%を覚えていた。

1週間後には、77%を忘却し、23%を覚えていた。

1ヶ月後には、79%を忘却し、21%を覚えていた。

というものです。



つまり、人間はずっと覚えているのは難しい生き物であり、頑張って覚えたものも再記憶しなければ1ヶ月後には2割しか覚えていないということです。さらに高齢受験者は、22歳新卒受験者と比べてさらに忘れやすくなっています(涙)



次に、人間には短期記憶と長期記憶があります。



例えば、一夜漬けで覚えたものはすぐに忘れてしまいますが、毎日使っている箸の使い方など時間をかけて覚えたものははしばらく使わなくても忘れてはいません。



自己啓発の勉強方法の本には、この短期記憶から長期記憶にするためにはどうしたらいいかということが多く書かれており、公務員試験でも同じです。



よって、忘れる前に復習や以前に勉強したことをさっと見直す機会を取ることを心がけたり、忘れてもすぐに思い出せる覚え方をしたり仕組みづくりをすればいいのです。



日本史の記事で書いた年表も、最終的には2日に1回くらいのペースで、30分~1時間くらいで年表を読み直し、2日に1回は日本史全てを復習できるというような仕組みをつくることができれば、上手く長期記憶にすることができ、どの問題も解けるようになると思います。



もう一つ、記憶で重要なことがあります。それは、人は記憶のときにただ本を読んで覚えるより、音読したり耳で聞いたり歩いたり、五感を使って暗記する方が記憶に残るということです。



私が参考にしたのはこの本です。


勉強革命!「音読」と「なぜ」と「納得」が勉強力とビジネス力をアップさせる/上田 渉
 
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要約すると、覚えたい内容を自分でまとめ、ICレコーダーで録音し、移動時間に聞いて復習するというものです。

この勉強方法は、復習を移動時間にでき、耳で覚えるので黙読で覚えるよりも記憶に残ります。



ICレコーダーはオリンパスのVoiceTrekシリーズを使用しました。



復習をするときには、



①復習をこまめにすることを意識する


②短時間で復習できるしくみ(年表など)をつくる


③五感を使った記憶の勉強方法を取り入れる



ことを意識すると効率よい勉強ができると思いますし、今後の勉強方法にも、この考え方を基本に書いていくつもりです。


日本史の途中ですが、一次試験の重要性について書きたいと思います。



既卒の受験生にとって、一次試験は一番重要です。



なぜなら、


①既卒は新卒に比べてそれだけでハンディキャップを背負っているから


②自分の努力次第で点数はあがるから



同じ得点、同じ面接結果であれば若くて吸収力のある新卒を採用するでしょう。「自分は民間での経験が素晴らしいから、新卒と同じでも大丈夫だ」とは思わない方が無難だと思います。

「自分の素晴らしい経験」は、「新卒・若さ」で相殺されると思った方がいいでしょう。

論文や面接試験の得点が同じなら、おそらく一次試験の得点の高い人が採用されます。

ですから、新卒に比べハンディキャップを背負っている既卒はできるだけ一次試験で得点を稼ぐ必要があります。



私が最終合格できた要因の一つとして、一次試験の得点があると思っています。



最終合格できた自治体の一次試験は、自己採点ですが40問中37~38問、約9割を得点することができました。



より多く得点できたことが、二次試験以降での精神的余裕につながりました。



この差は大きいです。



面接試験は努力ももちろん必要ですが、当日の話の流れや面接官が自分をどう思うか、また自分の緊張など努力以外にも影響する要因が多くあります。



ですので、既卒は一次試験で全てが決まるという気持ちで勉強をするべきではないかと思います。