腰痛といえば、椎間板。

私も腰痛になるまで、不覚にも椎間板って何?「あー背骨にあるやつね。」ってなぐらいしか知りませんでした。しかし、実際に腰痛になって救急病院に運び込まれ、医者に自分の背骨の写真を見せられてようやく納得しました。つまり、椎間板とは、骨と骨の間にあるもの「クッション」なのです。このクッション、構造としてはゼリー状の物質をゴムバンドで筒状に包んだものだと考えると皆さんにも分かり易いでしょうか。

 

腰痛とは、簡単に言えばこの筒状の椎間板に何らかの異常が起き、時に筒がペタンコになったりバンドにひび、または割れて中からゼリー状のものがはみ出てきた状態になったときに周りの神経を刺激して痛みを感じさせるのです。それからズレルこともあるそうです。因みに、私の場合はこの椎間板に3か所もひびが入っていて炎症を起こしていたのです。

 

大事なことは、やはり患部が実際どのようになっているのかを自分で理解しているのが第一だと思います。ちょっと怖いですが、原因がわかれば対策が見えてくものですからね。

 

ここで皆さんは、じゃあどこで骨の写真撮るのかですね。ここで、写真といえばレントゲンとなりそうですが、違います。レントゲンは骨が写真に写るだけです。つまり、椎間板は見えないのです。そこで、登場するのがMRIというしろもの。レントゲンと違って、カシャカシャの写真を撮るわけではありません。MRIとは、どうもとても高価な医療機器のようで普通の町の小さな医院ではないようです。勿論、マッサージや接骨院にもありません。総合病院、大学病院なら普通にあります。大きなドーナッツに人が横たわるベットが真ん中を通るようになっているかなり大きな機器です。

 

このMRIのベットの上に、白衣のようなものを着て寝転がるのです。ベットがゆっくりとドーナッツの中に移動していきます。「カッカッカッカッカ」と大きな音が出てちょっとびっくりしますが、このMRIで組織を輪切りにして断面図を映しとり最後に立体的な一つの画像を作り出します。

 

じつによくとれた写真をみて、「ほーっ。」と感動したくらいです。

皆さん、まずは自分の背骨が一体どうなっているのか見極めねばなりません。

MRIで。