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古いパスポートを見ていた。ニューヨークへ行ったのは1994年。

いとこを訪ねて行ったNY、まだ、海外に慣れていなかったので、不安と緊張でいっぱいの旅だった。

いとこにおんぶにだっこで面倒を見てもらったトリップ、迷惑かけて申し訳ないという気持ちと、

一人で何も出来ない自分に苛立ち、恥ずかしかった。

きっと、このトリップがキッカケで

英語も必死に勉強しようとしたし、

海外でがんばって暮らす彼女の姿を見て「私も自立しなきゃ!」と強く感じた。

色々名所を案内してもらったのだけど、正直、心に残る場所はなかった。

だって、TVや雑誌で見たことのあるものばかりだったから・・・。

私が印象に残ったのは、いとこが通っていた学校に連れて行ってくれて、

廊下に展示されていた彼女の作品を見せてもらったこと。

海外で言葉の壁、習慣の違いを乗り越え、勉強し、その努力が認められ、作品が選ばれ、皆に

紹介される・・・なんてすばらしいことなんだろうと感動したのをおぼえてる。

そのいとこは今でもNYでアーティストとして世界中の人びとの目に入るもののデザインをしている。


NYのどこかで撮ったこの写真、彼女にぴったりだと思った。