さてさて
気になっていた一冊を購入して
読みましたわ

普段はブックオフ通い主婦




夫婦関係・親子関係が問われる今の世の中
何が良くて、何がいけないのか?…なんて
誰もよく分からない。

それぞれが私のやり方で良かった
いい愛情を注いだ。と思いながらも
答えの出ない自問を繰り返しているのでは
ないだろうか

実は親とは完璧なことが求められつつ
苦悩の中で生きているのかもしれない。


内容
流産を重ねやっと授かった最愛の息子が
池で溺死。絶望の淵で母親の知可子は
息子を産み直す。計画
全く同じ日に産んだ妹(娘)に兄の名を付け
兄の歳の数のロウソクを飾り、兄の喜ぶ
プレゼントを毎年用意する
妻が娘にする狂気的行動に夫は怯えるが
知可子は絶対的に子供を守ろうとする
その時から完璧な母親を目指す


「自分は子供の育て方に失敗したのでは
ないだろうか」
また
「自分は親が望むような子供になれなかった
のでは…」物語の中で色々な
疑問がよぎっていく。

完璧な親や完璧な子供なんていない
そうなることも不可能なのだ
人は親子関係の理想と現実に思うように
ならない気持ちと反省を繰り返しつつ
それぞれの時間を大切にしていかなければ
ならない。

序章は
容疑者の秋絵という名の人物が波琉子という
女性と関わったために
ビルから飛び降りたのではないか…
とニュース的話でスタート

しかし
終章まできちんと読まないと
それぞれの関係と事件は全く分からない

タイトルのように
登場人物それぞれにどのように母親が
関わり、運命となったのか…
「完璧な母親」
母の愛こそが最大のミステリー
答えは読者それぞれが自分で出す
物語でした。

主婦であり
母親である私
皆んなどんな事があっても
守りたいものがあるはず

守るべき事に力を注ぎすぎず
また
自分の時間と気持ちも大切に
主婦と家族という時間も
今週末も楽しみましょ〜


妄想と寝落ちが大好きな
専業主婦