カナダバンクーバーにて
カナダは、4日AM9時45分 晴天 バンクーバーには、今回の渡航で2回目だ。過去に1度来たことがある。たしか16年ほど前に。私が26歳のころだ。それが初めての海外旅行だった。今でもその時の感動を思い出す。東海岸のナイアガラからトロント、カルガリー、バンフ、そしてバンクーバーと東から西に大自然の中を横断した。いままで20数回業務渡航も含め海外旅行をしたが、そのなかでも3本の指に入る旅行だった。特に私は、1万年前の氷河が流れ込んで出来たエメラルドグリーンのレイクルイーズや、大自然に融合したバンフの町、まさに大自然の中のお城バンフスプリングホテルが鮮明に心に焼き付いている。今回は、大自然に触れる時間が残念ながらなく、ダウンタウンで過ごす事になる。残念ではあるが目的が違うので仕方が無い。日本を離れるのは、昨年9月以来9ヶ月ぶりだ。日本を出てると毎回思う事は、日本以外はどこの国も「人種の坩堝である」多くの人種のひととふれあうことができる。「人間ウォッチング」が趣味の私には、このうえない刺激をもらう事が出来る。私の根底にあるグローバルな外人の血が騒ぐ。多くの人種のなかに自分を置く事が、このうえなく心地よい気持ちにしてくれる。多分持って生まれたコミュニケーション神経が高ぶるのだろう。自分という人間の活性作用が働き始めた。この勢いで商談を進める事にする。ホテルの窓の外には、カナダの国旗が涼しげに風を受けて、ゆっくりとなびいている。わたしの背中を後押しするように。
