宝徳寺 「早朝坐禅会」体験レポート

2016/4/3


群馬県桐生市の宝徳寺では毎月第一日曜日に「早朝坐禅会」が行われています。

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お寺に着くとウグイスが綺麗な声でお出迎え。枯山水のお庭がとても綺麗です。

[はじめに]
・名前を記入(お粥を用意する都合があるので)
・しおりを持って本堂へ
・志納金(お気持で)
*初めてだとお伝えすれば説明してくださいます。

御住職から『坐禅(ざぜん)とは自分との対話です。清らかな自分とそうではない自分が話しをして本来の自分に立ち返る事です。』とお話がありました。

ハッとしました。私は常に本来の自分なんだろうか。時間内にそれが解決するかはわからないけれど、とにかく自分と向き合ってみることにしました。

[坐禅会の流れ]
・坐禅 (15分×3回)
     ↓
・読経
     ↓
・粥座
     ↓
・掃除
     ↓
・茶礼
     ↓
・解散

こういった形式の坐禅会は北関東では珍しいそうです。ちなみに宗派は臨済宗です。この日は県内外から25名くらい参加されていました。
足の組み方は結跏趺坐(けっかふざ)と半跏趺坐(はんかふざ)とあるのですがこれでも辛い場合はもっと崩しても大丈夫です。私は意気込んで結跏趺坐で挑んだら痛くて15分がとても長く感じました。始めてすぐに無理をしない生き方を学びました。
2回目、3回目は志願制で警策(けいさく)があります。テレビで肩を棒で叩くのを見た事があると思いますがアレです。こちらのお寺では上体を前に倒し肩甲骨あたり。私の見解ですが何かが悪いから叩かれるのではなく、お願いして励ましていただくありがたい行為だと感じました。
この流れの中で削ぎ落とされて削ぎ落とされて現在の自分を認識した後、草花や鳥の声、水の音など坐禅をする前に見たり聞いたりしていたものよりも美しく感じられました。
仕事のストレスや悩みを抱えていても趣味で発散する事は出来ると思います。しかしそれでは取りきれないノイズの様なものが抜けてクリアになったからこそ得られる感覚なのだと気づきました。

そして何より"感謝の心"。これが一番大切だと知る事ができました。

5月の「早朝坐禅会」はゴールデンウィークのため第2日曜日の予定。
4月30日(土)、5月1日(日)は「ぼたんまつり」が開催。
詳細は宝徳寺の公式サイトをご覧ください。
ぜひ心のリフレッシュに来山されてはいかがでしょうか。

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