
今年初めての映画となりました。本作の見所はなんといっても“ヒース・レジャーの遺作”という部分が一番だと言えます。昨年度のアカデミー助演男優賞を受賞した「ダークナイト」のジョーカー役が彼の遺作と言われ続けていましたが、本当の遺作は本作になります。
ただし、本作の撮影途中にヒースが亡くなったため、一時は製作中止の話まで持ち上がったものの、彼と親交の深かったジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルという3人の俳優たちが彼の役を引き継いだことによって無事公開することが実現したのです。
ヒースを含め4人とも同じ役柄のため、ワンシーンにおいて同時に出演する訳ではありませんが、主演級の彼らが次々と登場するところはまさに“豪華競演”とも言えます。
ストーリー自体は複雑というべきか、それとも不思議というべきか、とにかく分かりにくかったです。
しかし、そんなストーリーの穴を埋めたのが豪華な俳優陣であったり、作品中の芸術性であったりと、プラスの要素の方が多かったように感じられました。
しかし、そんなストーリーの穴を埋めたのが豪華な俳優陣であったり、作品中の芸術性であったりと、プラスの要素の方が多かったように感じられました。
特に鏡の中の世界で繰り広げられるパラレルワールドは数多くの“アート”が登場し、その想像力や感性に魅了されましたね。こういう話だからこそ、“鏡の中では思いのまま”という設定ができ、ヒースの代役を立てることで作品を成り立たせることが出来たとも言えます。
総合的に観るとまあまあの印象ではありますが、ヒースに哀悼の意を捧げるという意味で映画ファンにとっては価値のある作品ではないかと私は思います。
ちなみに本作は今年度のアカデミー美術賞とデザイン賞にノミネートされていますので、受賞の行方も気になるところです。