7月は映画監督の深作欣二生誕90周年記念上映を行っている京都の映画館。
出町座や京都みなみ会館で、深作欣二監督の名作が上映されています。
2020年夏「深作欣二監督生誕90周年記念上映」で京都の映画館が熱い!
私が観たかった深作欣二監督作品「火宅の人」
「火宅の人」を上映しているのは京都文化博物館。
博物館?と正直思いました。
しかもなんと料金が500円。
昔の作品とはいえ安すぎるでしょ!
視聴覚室みたいなところで上映するとか??
と疑問がいっぱいでしたが、行ってみました。
旧日本銀行京都支店だった西洋建築の別館には入ったことがありますが、本館の展示室に入るのははじめてです。
ポスターもちゃんと貼ってありました。
深作欣二監督特集のあとは、「特別企画展祇園祭記念上映 − 祇園祭と京の伝統工芸」です。
祇園祭りの時期だからと思いますが、この企画の振り切れ方が良いですね!
総合案内でチケットを購入します。
映画専用のチケットではなく、総合展示と同じチケットのため座席の指定などは出来ません。
「火宅の人」は人気作品のため、開始1時間前には入っておくのが確実と受付の方。
とはいえその前にコロナ対策が必要です。
手の消毒に検温、名前と連絡先を記入して提出します。
2階に上がると、総合展示「京の翠とわざの粋 -緑釉陶器と緑釉瓦-」と「明智光秀と戦国京都」が見られます。
NHKの大河ドラマ「麒麟がくる」ブームのなか、明智光秀の書状などが展示されており、なかなか見応えありました。
上映開始時間30分前に3階のシアターへ。
視聴覚室じゃななくて、ちゃんとしたシアターでした(笑)
コロナ対策で一席ずつ空けてあるので、混雑することなくゆったりと観ることができました。
で「火宅の人」を観た感想。
原作も読みましたし、奥様からの視点で描かれている沢木耕太郎の「壇」も読みましたが、
なんであんなに松坂慶子(の役)がクローズアップされてんの?という疑問に。
キレイだけどさ?と思って後で調べたら、深作監督と松坂慶子が現実の火宅の人だったのね。
なんて映画だ! 緒形拳と原田美枝子いい迷惑だね。
雨がジャバジャバ、雪がドカドカ、桜の花びらもドサドサ、鬱蒼とした森の重たい霧など、迫力ある画像は今のデジタルにはない映像ではないかと思いました。
これから「仁義なき戦い」シリーズを京都みなみ会館で観る予定です。
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