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2016年度 早大劇研 三ツ巴企画公演集

早稲田大学演劇研究会がこの夏お送りする公演集。


ご無沙汰しております。

2016年度早大劇研“三ツ巴”企画公演集総指揮の粂川鴻太です。

 

いつも早稲田大学演劇研究会にご支援ご声援賜りまして、誠にありがとうございます。

 

 

“三ツ巴”終演から早くも一年が経ち、大学構内ではまた新歓活動が活発化しています。このタイミングで、今2017年度の早大劇研がどのような状態なのか、新入生の視線も意識しつつ、レポートさせて頂きますね。

 

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2016年は、早大劇研にとって“準備”の年でした。

 

早稲田大学演劇研究会(早大劇研)は劇団(アンサンブル)単位での活動を基本とする集団です。

劇研という箱の中を土壌に、鴻上尚史氏率いる『第三舞台』堺雅人氏擁する『東京オレンジ』といった有力な集団が学生劇団として誕生し、やがて“卒業”を迎えプロとして社会へ進出していっている、という歴史的背景を持っています。

 

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ここ最近は2008年、モラル氏を中心に旗揚げされたコメディ劇団『犬と串』の時代(2012年劇研卒業)、続いて2013年に畑田哲大氏を主宰に設立されたエンタメ劇団『東京ジャンクZ』(2016年劇研卒業)の時代というように、ひとつのアンサンブルが単独勢力として君臨する時代が続いていました。

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僕が入会した2014年当時も、良くも悪くも早大劇研≒『東京ジャンクZ』という情景です。集中によって生まれる熱や作品のクオリティが磨かれる一方で、そのひとつのアンサンブルに合致できなかった者の早期劇研退会や出演者が固定されることによる副作用としてのスタッフ力の低下など、いくつかの大きな問題も叫ばれていたようです。

 

風が吹いたのは、年内での東京ジャンクZの卒業がほぼ既定路線となった2016年。唯一のアンサンブルが劇研を去るというタイミングであるにも関わらず、次の勢力の芽がとんと生えていないことに愕然とした我々は、必死で何かのきっかけを求めて超巨大な企画公演を立ち上げました。

 

それが、2016年度早大劇研“三ツ巴”企画公演集でした。

 

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三ツ巴”は『真人間(主宰/中嶋尊望路地裏で犬を殺した』(主宰/井上瑠菜)『さよなら、ロスト・ジェネレーションによろしく』(主宰/榎本純)という、内容も性格も全く異なる三つの小公演を、“早大劇研の新勢力”という言葉と意義でパッケージングして、連動・協力しつつ続けざまに上演する、という巨大なイベント公演。

 

企画公演は、アンサンブルを設立しての公演に比べて、責任も重圧も軽く、旗揚げに向けての助走とも捉えられる形態です。

 

去年の春のあの“三ツ巴”は、経験も実力も足りない我々が、次世代はちゃんといるぞ、ということをなんとか示そうとした叫びであり、メンバーが次のアンサンブル設立に向けての自信や勇気や夢を掴むための奮闘であり、長く続いた1アンサンブルの孤独を脱却し、複数勢力並立による早大劇研のさらなる再興へ道を示した光でもありました。

 

 

そして、2017年。

理想は結実しようとしています。

 

現実に、旗揚げを目指す勢力が、

以下の3主宰を中心にまさに三ツ巴の様相を呈しているのです。

 

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井上瑠菜(3年代)。

入会当初からアンサンブル旗揚げを目標に研鑚を積んできた彼女は、12月に企画公演『せみのさなぎ』を上演し、「愛」や「依存」をテーマとした女性らしく繊細な自分の作風を、確固たるものに仕上げてきています。


 

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榎本純(4年代)。

大学四年で入会してきた異端の男は、“三ツ巴”を経て旗揚げの野望を口にするようになりました。11月の企画公演『66号線』にて内外から高い評価を受けつつ、早くも安定した座組を結成し、集団としての地盤も強固なものとしています。

 


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粂川鴻太(4年代)。

“三ツ巴”では総責任職、俳優として東京ジャンクZに籍を置いていた私ですが、徐々に志が膨らみ、新人育成担当を経て9月の新人試演会『GENOME DOVA×2』を手掛けたのちにジャンクZ退団を決意。強くまっすぐな言葉と熱量を武器に、旗揚げへの狼煙をあげています。

 

“三ツ巴”の総指揮&作演の各主宰陣から立ち上がった、本物の新勢力。

 

それぞれの団体がこれから入会する‘17新人も巻き込んで、旗揚げに向けて鎬を削る2017年度早大劇研。

 

理想通りなら、来年の今頃には3つもの新アンサンブルが成立しているかもしれません。もちろんそんなに甘くはなくて、ひとつも旗揚げできていないかもしれません。いずれにしても、こんな面白い年は滅多にない。

 

昔から興味があるあなたも、今ちょっと惹かれたあなたも、どうか見逃さないでください。

 

まずは直近、

今春の新歓公演概要はこちら





最後までお読みいただき、ありがとうございました。