人気ドラマシリーズ「北の国から」などで知られる脚本家の倉本聰氏(73)が「テレビへの絶望がある」としてドラマ脚本の執筆をやめる可能性を明かした。脚本を担当するフジテレビの10月スタートの連続ドラマ「風のガーデン」(木曜後10・00)で、舞台となる北海道・富良野で会見。「これが最後という気持ち。テレビ局が視聴率だけを考え、現場が悪くなった」と憂えた。
倉本氏は「風のガーデン」の主人公の家族が育てているという設定の庭の前で、主演の中井貴一(46)、緒形拳(71)らとともに会見。黄色や白い花が咲く中「これが最後だなという気がした。連続ドラマはしんどいし、作っているスタッフもどんどん世代が違ってきているし…」と打ち明けた。 日本テレビ「前略おふくろ様」(1975~77年)フジテレビ「北の国から」(81~2002年)など多数のヒット作を生み出してきた脚本家の「最後かな」発言。富良野のホテルに場所を移し再び取材陣に囲まれた倉本氏は「これが最後の連ドラになる?」との質問に「ありますね」とキッパリ。 人間の生と死をテーマにした同ドラマの執筆中に感情移入しすぎて体調を崩し精密検査を受けたことも明かした。倉本氏は「体力的なこともあるが、テレビへの絶望というのもはっきり言ってある」と話した。 「今回のスタッフは一生懸命取り組んでくれている」と強調した上で「かつては知恵を使って作っていたが、今は知識でものを作るようになった」と指摘。「(一緒にやってきたスタッフが)役付きになり、現場から離れ、技術や知恵が伝承されず、役者を含めて現場がものすごく悪くなった」と苦言を呈した。 さらに「質は考えず、視聴率だけで評価するようになってしまった。脚本家、演出家、役者を悪くしていったのはテレビ局に責任があると思う」と怒りをあらわにした。 |
看護師資格を持たずに約15年間病院に勤務し、注射などの処置をしたとして、保健師助産師看護師法違反などの罪に問われた会社員高村令子被告(49)の判決公判が6日、千葉地裁で開かれ、古田浩裁判長は懲役2年、執行猶予4年(求刑懲役2年)を言い渡した。
古田裁判長は「看護師免許制度に対する社会的信用を著しく害する行為で、患者の生命にかかわる医療事故を引き起こす危険があった」と指摘。一方で、病院に謝罪文を送るなど反省の情を示しているなどとして執行猶予とした。 【関連ニュース】 ・ 救急医療事故で刑法改正検討=医師の刑事責任免除可に-自民党 ・ 警察通知、「重大過失」は修正=医療事故調の法案大綱案-今国会見送り・厚労省 ・ 点滴で1人死亡、13人入院=同じ整形外科で受診後-三重 |
モーガン・フリーマンが交通事故で大けがを負って重体に陥っている。目撃者によると、モーガンの車が数回、回転してようやく道の脇に止まる大事故で、大破した車を切断して助け出された同乗者の女性とモーガンはヘリコプターで病院まで運ばれた。
事故が起こったのは、アメリカのミシシッピーで現地の日曜深夜11時半ごろ、モーガンの自宅まであとわずかという高速道路上。収容された病院のスポークスマンによるとモーガンは「深刻な容体」ということ。最近では映画『ダークナイト』で存在感を見せていた71歳の名優の回復を祈りたい。 【関連情報】 モーガン・フリーマンの出演作、映画『ダークナイト』 モーガン・フリーマン、南アフリカのマンデラ元大統領にふんする モーガン・フリーマン、ウェブで新作映画を公開 モーガン・フリーマン、ベン・アフレックの監督デビュー作へ出演 |