FMの番組で紹介してて気になった三沢厚彦さんの「アニマルズ展」。

「17日までだし行けるかなぁ～～」と思っていたら13日ぽっかり時間が空いた

なので、すかさずハルカス美術館へ。

高いとこに上ると気持ちいいなぁ

普段はあまり彫刻を見たりすることはないのだけれど、三沢さんの作品はとにかく気になった。

一歩入ると、そこここに動物がいて、みんな彫刻なんだけど、魂が入ってるというよりは“命がある”って感じ

彫刻だからもちろん動かない。

けど、なんだか躍動感さえ感じたりする。

元気のいい命がそこら中にあふれてた

なので、見てると自然とニヤけてきた

彫刻なので屋外にも展示されてた。

心なしか気持ちよさそうに見える

この存在感。

まさに“居る”感じ。

どれもこれも原寸大にこだわっているから迫力もある。

しっかし、これだけのものを彫るってスゴイなぁと単純なところに感動したりもした（笑）

小動物たちも居ました。

ちょっと見にくいけど、セミ～。

三沢さんはクマが好きらしい。

クマって実際は獰猛なのにキャラクターになるとかわいい。

そのギャップに魅力を感じるのだそう。

確かにそうだ。

森でクマに出会ったらビビッて卒倒してしまうはずだけど、

歌の中ではクマさんの話を聞いてみたりするしね（笑）

ぬいぐるみとしても人気があるし、アニメなどでもクマは優しくかわいい動物として扱われることが多い。

実物大のクマは大きくて結構な迫力。

寝転がったように置かれた子熊は、やっぱりキュート♪

実は、この三沢さんのクマが気になってた。

「たぶん、あの時出会ったアレだ」と、自分の中に確信があった

2015年から四国のお遍路をしていて、その中の57番寺である栄福寺。

ここのお坊さんが「僕は坊さん」という小説を書かれてて、映画化にもなってた。

お遍路してたので興味を持って読んでみたら、めちゃくちゃ面白かった

その中でお坊さんが買った白熊が出てきた。

「見たいなぁ」と思って境内を探したけれど見つからず

そしたら、偶然出かけようとするお坊さんを見つけたので声かけてみた

小説を読んだことを伝えて「あの熊はどこですか？」って聞いたら、お宅の玄関に置かれているのを特別に見せてくださった

それが、コレ。

完璧に三沢さんの作品だった。

なんだか、この白熊さんに連れられてきたような気がして、またまた笑顔になった

美術館には熊のスケッチもいっぱいあった。

これは、最初白馬を作ろうとしたらサイズ的に大きすぎたのでペガサスにしようと途中で切り替えた作品（笑）

そこから、架空の動物を作り始めたのだとか。

この作品の存在感もスゴかった。

この部屋に入ると、まさに“居る”という感じが、ドーーーンと伝わってきた。

背中もユニーク。

これが最新作の「キメラ」。

哺乳類、爬虫類、鳥類などを合体させた動物のノアの箱舟みたいな作品。

背中には人面を背負ってた。

普段は彫刻はあまり見ることもないのに、なぜか「見たいなぁ」と思って、終了直前に導かれるようにして行った展覧会。

なんだかんだでくしゃくしゃになってた気持ちがスッキリした

まるで屋上で干されたシーツみたいに心地よくなった

コロナ禍だけど、やっぱりこうしたアートを楽しむことは気持ちに栄養を与えてくれるんだなぁと

そして、改めてアートの必要性を重々感じることができたのは、コロナのおかげでもあるかもね。

こんな状況ではあるけれど、ささやかな楽しみを見つけながらご機嫌さんで暮らしていきたいな

やっぱりアート♪