コロナ感染の増大に伴って、国交はほぼ途絶えてしまった

それによってアメリカ在住の妹たちが帰国できず、ヤキモキの毎日

3月に余命宣告をされ、途中、誤嚥性肺炎となって危篤状態になりながらもなんとか頑張ってる父。

肺炎以降、もう話せないし歩けない。

けど、きっと妹たちの帰国を待ちわびているはず。

今やその思いが生命力の源になっているのだと思う

当初妹たちは3月に帰国しようとしていたのに、アメリカがロックダウンとなってアウト

もともと帰国予定で抑えていた5月のエアチケットは、自動的にキャンセル

それならばと、6月6日関空着の便を予約したけど、急遽6月中は関空発着便が全部キャンセルとなった

二転三転した挙句、ようやく6月12日羽田着の便で帰国できる予定になった。

けど、これまた、家族が羽田まで迎えに行かなくてはいけないという条件付き

これも、飛ぶのかどうかも不信感でいっぱいだ

そんな中、主人が「帰国するまで元気でいてもらえるよう、神社に行こう」と言ってくれた

お天気の良かった4月26日、まずは「阿倍王子神社」へ。

仁徳天皇が創建したこの神社は、“熊野詣”の街道にたくさんできた熊野九十九王子社のひとつ。

大阪で唯一、旧地現存のまま残された王子神社なのだそう。

昔はこの辺りでたくさんの蕪ができたそう。

「阿倍王子神社」のすぐそばに「安倍晴明神社」があったので行ってみることに。

安倍晴明といえば平安時代の陰陽師。

今でいう有名な占い師さん。

当時陰陽師は政府の機関に属していたのだとか。

この井戸で産湯に使ったと書かれてありました。

手書きがなんだかちょっと怪しい印象だけれど(笑)

たくさん晴明さん所縁のものがありました♪

「安倍晴明神社」を後に、お次は住吉大社を目指すことに

途中「阿部野神社」があったのでお詣り。

「阿部野神社」は、足利に敗れて亡くなった北畠顕家とその父を祀った神社。

小高い丘の上にあるので、自転車結構キツかった

境内に朱色の鳥居があった。

「旗上稲荷社」の本殿にたどり着くまでに、キツネのサロンのような場所があったけど、写真の容量が大きすぎてアップできずに残念

鳥居がちょっと迷路のようでワクワクさせてくれた(笑)

北畠っていう土地は高級住宅地のひとつでもあるのですが、この北畠家が興した街だったんですね～～。

坂を下りて住吉さんへ

ちょうどお昼時になったので、パンでも買おうかと思っていたら、老舗のうなぎ屋さんが開いていた

店内に入ったら、時間が止まったような佇まい。

鰻、その場でさばいて焼いていて、めちゃ美味しいのにめちゃリーズナブル。

スゴイなぁと感心

そして、住吉大社。

観光客がいないのでガラガラ～～。

鳥の声だけが鳴り響く

お詣りはできないので遠くから手を合わせた。

帰り道、王子商店街の近くで「絶対に時計屋さん！」という佇まいのお店を発見(笑)

そして、必死で自転車を漕いだのにも関わらず、主人がポアールでケーキを買ってくれたので、ダイエット作戦は無効

ま、それでも、自転車漕ぎ漕ぎ阿倍野三社詣りができました

阿倍王子は“阿倍”で安倍晴明神社は“安倍”、阿部野神社は“阿部”と、同じアベでもいろいろあるんやと気づいた

かなりの距離で高低差もあってキツかったのに、ご機嫌さんでつきあってくれた主人に感謝

これで、無事妹たちが帰国して、父親に会えたらいいなぁ。

神様、どうぞよろしゅうお願いいたします～～

神に願いを☆