可愛いものが大好きなうちの長男。
傘、靴、ランドセル、絵の具セット、習字道具・・・
学校で使うものを選ぶ時、
選ぶのはいつも可愛い物であることが基準です。
世は令和。
男の子らしさ女の子らしさ
なんて必要ない。
好きなものを好きでいいんですよね。
私達夫婦ももちろんその考えに大賛成。
特に長男を産んでからは、
ジェンダーフリーの動きに
両手をあげて喜んでいます。
でも、まだまだ世の中には
ジェンダーフリーなんて
浸透していないなあって
思うことがたくさんあります。
歯医者のガチャガチャも
ファミリーレストランで
もらえるおまけも
男の子用と女の子用に
分かれています。
男の子用には青とか黒の
かっこいいおもちゃや車
女の子用には赤とかピンクの
可愛いおもちゃやアクセサリー
それがまるで当たり前かのように
用意されていますよね。
長男はそんな時も
堂々と女の子用から自分の好きなものを
選ぶことができます。
自分が好きなものは好き。
周りがどう思ったって関係ない。
そんな長男を誇りに思っています。
でも、長男が好きなものを選ぶたびに
私の頭によぎるのは、このまま素直に
育っていけるのかという不安です。
学校で可愛い持ち物を馬鹿にされたらどうしよう・・・
好きなものが好きって堂々と
言えなくなる日がくるんじゃないか・・・
なんて考えが頭から離れません。
そんな不安もあって、
息子が選ぶものについつい
口を出してしまいます。
それとなく可愛さはありながらも
無難なものになるように誘導してしまうのです。
そんなもやもやが続いていたある日、
息子に私の気持ちを伝えました。
「長男くんは可愛いものがすきでしょう?
学校でお友達になんかいわれたりしない?」
「気持ち悪いとか言われることあるよ」
「そ、そうなの?!そんなこと言われて嫌じゃないの?」
「うーん。嫌だけど、好きなものは好きだから別にいい。
何言われても関係ないもん。」
「そうだよね。好きなものは好きでいいよね。」
なんて話をして、それ以上深くは突っ込むことができませんでした。
息子は強いなと思いました。
私だったら周りの目を気にして、
自分の好きを押し込めてしまうような
気がするからです。
これから大きくなるにつれて、
【男の子が可愛いものが好き】
について批判されることも増えるでしょう。
でも、今の息子の良さを
守って行けたらと思っています。
そして私自身も
息子の強さを見習って
いきたいです。
いつか長男に
可愛いもの好き男子の
気が合う仲間が
できる日を夢見ています。