一年目と同じ待遇で始まった社会人2年目。

でも環境は大きく変わった。

一番初めに配属になった店舗がクローズとなり別店舗へ異動になった。その後3ヶ月おきに異動させられなんてことは当時知る由もなく、また一から頑張ろうと前向きだったのは覚えている。

正直アパレルの店舗スタッフはシーズンの立ち上がり以外は代わり映えのない毎日である。ブランドや会社にもよるだろうが。

それでも接客業は楽しかった。それなりに売り上げを立てることが出来た月もあったり少ないながらリピートしてくださるお客様も少しずつ増えていた。

アパレル販売を経験したことがある人はご理解いただけるかもしれないが、顧客売り上げというのは個人実績に大きく影響してくる。これまたブランドにもよるのだが、底辺ホモの働いていたブランドではリピーター以上の顧客様の売り上げに支えられているブランドだった。これからどんどん顧客を作り売り上げを立て一流の販売員として自信持って働きたい、と2年目の昇給がなかったことを自分なりに考えて働こうと思い始めたころ、2度目の異動が言い渡される。

先述のとおり3年半の販売員人生で長くても3ヶ月毎に移動が命じられることとはつゆ知らず、最終的には10店舗以上を経験させられることとなる。


会社は個人実績に容赦がない。売り上げの作れないスタッフには毎月本社のマネージャーとミーティング。なぜ予算を取らないのかと詰められる。正直自分の実力不足は感じなかった。フリー(初来店のお客様)だけではどうにもこうにも予算を達成するのは難しい。かと言って顧客売り上げが大半を占めるブランドにおいて3ヶ月毎の異動がどれほど痛手か、マネージャーはわかっているのだろうか。おそらくわかった上で。3ヶ月毎に配属先が変わる環境の中、"とにかく売れ。なぜ顧客が出来ないのか?顧客を作れ。リピートしてもらう努力が足りない。"と毎月叱責される。

これは後から聞いた話だが、底辺ホモがフリーで着いたお客様がその後リピートしてくださることも多かったらしい。もちろん平均3ヶ月毎に異動があってはそんなこと底辺ホモが知る術はなく、結局退職するタイミングでその事実を知った。


転職を考え始めたのは2年目の終わり頃。このままでは前年同様昇給もない。今後もこのような環境で働くので有れば生涯昇給せず手取り14万の生活が一生続くのではないか。ネガティブな思想ばかり脳内に浮かぶ。上司に恵まれた底辺ホモ、店長や先輩も本社に掛け合ってくれていたらしいが、結局は数字が全て。


3年目を迎えた。

はじめての転職活動を添えて。


続く