子供時代に嘔吐恐怖症になり、


自分の皮膚をつねることで


気をまぎらわせていた話を以前書かせていただきました。



それが原因で辛い思いをしたことは多々ありますが、


その中でも特に


私の心を重くした出来事があります。



中学生になると、


皮膚をつねる強さがどんどん強くなり、


青あざができるようになりました。



普通に生活していたらまずあざのできない手の甲に


青あざができたのを、


母に見つかってしまいました。



「ここ、どうしたの?」


と言われましたが、


吐くのが怖いとは相談できず、


理解もされないだろうと思い、


「ぶつけたのかな?」


と答えました。



しかし、そのとき少し母は疑っているようでした。


学校でいじめられているのかなと思ったのかもしれません。



でも、それ以上しつこく聞かれることはありませんでした。



このとき、自分の異変を母に素直に伝えられていたら、


違った未来が待っていたのかな…


と思うことが時々あります。