こんにちは。

美容サロン最適化コンサルタントの藤澤功です。

 

美容サロンで赤字から脱出できないお店の、

多くはヒトの問題です。

 

求人が集まらない!というお店でも、これらが欠落しています。

 

 

 

答えを先に出すと、

1つは店長が店長の役割を理解できていない

2つはNO2の影響力

3つは目標がない、なんとなく営業している(教育への投資)

 

 

ワタクシ事の話。

わたしが、サラリーマンの頃(マツエクサロンのスーパーバイザー)は、正直なところ担当案件が多かったのとサラリーマン故に指導するには柔軟に使える時間があまりにも足りませんでした。そのため、指導が中途半端になってしまったお店やオーナー様にこれらはしっかり伝えたかったことです。ぜひ、一度読んでいただき取り組んでいただければと思います。

 

 

 

 

店長が店長の役割を理解していないで起きる

 

一般的なお店では、

優秀な施術者が、そのまま店長に昇格したり

すると思います。

しかし、

 

有能な施術者=有能なマネージャーでは無い

 

ということ。

 

有能な施術者は施術に自信がありますから、

誰よりも施術をやりたくて仕方がないんです

 

しかし、店長になると、

今までの仕事に管理の仕事が増えていきます。

 

仕事が増えて

本来の店長の仕事ではなく、

慣れている施術の仕事にウェイトを置くと

何が起きるか?

 

店長とお店全体のモチベーション低下です

 

全てにおいてパフォーマンスが落ちていきます。

そして、それを見た下の部下たちが、

皆、同じようになっていきます。

空気が悪くなっていくのです。

 

では、どうすればよいのか?

 

施術者の仕事と店長の仕事(店舗責任者)は全くの別の仕事だ

ということを理解することです。

 

店長を任されたとたん、

仕事や役割は今までとは全く違うということを切り替えなければいけません。

ジョブチェンジです。

 

1人で個人サロンしている方でも同じことが起きます。

施術が大好きだけど、経営が苦手。

でも施術や接客が上手にできれば…。

と思って、何でもかんでも一人でやろうとするんですが、

しだいに燃料切れを起こします。

なぜなら、なんとなく営業してて

ジョブチェンジしたことに気づけていないからです。

当たり前のように聞こえますが、

気づけていない人が多いです。

 

 

NO2の影響

 

店長の下、副店長やリーダーなどいろいろな役割の方たちがいると思います。

中には、明確に役職はなくても、

店長の補佐役のようなスタッフは居るのではないでしょうか。

 

以前、マツエクサロンを見ていた時の、

オーナー、店長やスタッフ全員へ個人面談をした時の話です。

 

まず、個人面談の前に、

サロンスタッフ全体のミーティングへ入らさせていただきました。

 

店長が

『土曜に◯◯地区のお客様が多く来てるので、

今月は◯◯地区のお客様へダイレクトメールと、

LINEで特別キャンペーンをやりたいと思います』

 

そうすると、

横で聞いていた副店長は『いいですね!わたしも賛成です』

副店長は積極的に店長をサポートして盛り上げているように見えました。

店長と副店長は意思が疎通しているんだな。

 

なんて呑気なことを思ってました。

 

そして、ミーティングが終わり、

個別面談を1人づつ始めまた時に

 

そこで!

思わず自分の耳を疑うような話を聞きました。

 

 

それは、副店長の言葉です。

副店長が1番最初の個人面談者でした。

彼女の緊張が解れてきた頃に、

驚きの本音が!

 

 

『店長は仕事ばかり増やすんですよ、

忙しいのにどうすればいいの?ってわたしは思っているんです』

 

『店長はああいうけど、やってられないってBさんも言っているんです』

 

『正直、また始まったよ・・・という気持ちです』

 

 

これは、

お店のみんなで成功させよう!というパワーではなく、

なんとなくやるけど店長失敗すればうれしいな!

いうマイナスの力が発生しているということです。

 

 

女性が中心の職場でよくあることなのですが

言ってることと、腹の中が全く違うのです。

 

決めごとが、続かない理由に

NO2の問題が隠れていることがあります。

 

この対処法は、思い切ってNO2に辞めてもらうか

仲間に取り込むしか方法はありません。

 

 

 

人財教育に投資(自己・スタッフへの投資)をしてない

 

 

施術が楽しい!美容が大好き!という理由や考えだけで

目標やビジョンがないお店は注意です。

 

 

あなたのお店のビジョンは何ですか?

これを質問しても答えられますか?

 

経営者(オーナー)や店長が答えられても、

スタッフは答えられない場合も同じです。

中には、皆、

バラバラのことを言ってる場合は最悪です。

 

 

 

これらは、

働くスタッフたちの判断や行動の基準にもなるのですが

軽く見ているお店ほど、売上が上がっていません。

 

 

 

個人サロンでみると、オーナー自ら、

事あるごとに『こういうお店にしていく!』ということを

スタッフへ直接教育できるので、浸透しているお店は良いのですが、

 

問題なのは、個人サロンのオーナー自身が、

目標やビジョンに情熱がなかったり、

知識や学びが足りていない(もしくはそれに気づいていない)

スタッフとオーナーや店長の距離感がある場合です。

 

これは個人サロンの場合ですが、他の形態の場合、

 

一概に美容サロンと言っても形態はいろいろです。

・どこかで経験を積んで独立して個人サロンをされている方、

・出資してもらって雇われオーナーで運営しているサロン、

・本業とは別に事業部としてされているサロン、

・フランチャイズ加盟して運営しているサロン、

などなど。

 

 

 

その中でも、

わたしは、美容業のフランチャイズの加盟店に多く接してきましたから、

その話をすると、

加盟店オーナーは、全くの異業種から参入する人がほとんどです。

そのような人には、

美容が好きとか、美容を通じてこのような社会にしたい

という思いではなく『ただ儲かるから』『儲かりそう』という理由で、

その仕事に情熱が全く無い方も少なからずいます。

わたしはこの考えは否定はしません。

 

 

 

投資家として『儲かる、儲からない』の

経済的合理性で考えるのは当然のことだからです

しかし、これらの場合、主体的動くスタッフが育ちません。

すべて、オーナーの指示や確認をしなければ動きません。

 

目標やビジョン管理も2の次で置いてきぼりになっていることが原因です。

 

これらの解決策は、店長、責任者に主体的行動を起こせるように、

自ら学ばせるか、これら責任者教育へ投資をすることです。

個人サロンの場合はオーナー自身が自己投資をすることです。

 

 

 

 

まとめ

1つは店長が店長の役割を理解できていない

2つはNO2の影響力

3つは目標がない、なんとなく営業している(教育への投資)

 

 

 

 

追伸:

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