およそ日本人にとって最も難しいのが、このスピーキング(S)・ライティング(W)のアウトプットに関わる2つであると思います。
大学受験ではリーディング(R)は徹底的に練習させられるし、センター試験ではリスニング(L)問題もでます。TOEIC試験でもこのR.Lのみ出題されるので、もともとレベルは高い状態にあるといえます。
しかしS.Wは練習していなければうまくなりません。いかにして勉強していくか、という問いに頭を悩まされた方も多いでしょう
当初留学に来た際に、色んな勉強法を試しましたが、
僕なりに考えた結果、このS.Wは一緒に勉強したほうが良いという結果に至りました。
やり方として、まず英語で何か文章を書きます。
僕はIELTSを勉強しているので、出題されるトピックに関連する文章を書いていました。そして書き終えた後、そのパッセージを何回でも読み込んで自分でそらんずれるくらいにまでします。
何かそのお題について人から聞かれた際にスラスラっと自分の意見が述べられるくらいにまで読み込みます。
これを続けていくと、そのお題に関してはもちろん、ほかの話題に関しても応用が効く内容が出てきますし、単語、文法といったレベルでも、自分が今まで使いこなせなかったものを意識的にエッセイに書き込むことによって、何回も音読し、つかいこなせることが出来るようになります。
例えを示しますと、僕はこの前、フリータイムで何をするか、というトピックで以下の英文を書きました。
I usually spend almost all my free time in reading. I try to be at home as much as possible in order to read books. I am sure that if we want to broaden our knowledge, nothing is more effective than reading. In addition, to read books helps us establish the intellectual, sophisticated, and cultured minds necessary for people to lead their lives happily and wisely. I have been totally influenced by my father who has thousands of books in his bookshelf. If I had not had my father like him, I would not have liked reading. Among the various types of books, I particularly like the self-development books so much such as ‘’ the seven habits of highly effective people’’, how to win friends and influence people’’, and ‘’rich dad poor dad.’’ I am trying to read these books over and over again to internalize the principles of the books into myself deeply. I guess one time is not enough to do that. Especially ‘’ the little prince ‘’, which tells us the importance of life, is one of my favorite books I have ever read.
自分が考えて書いた英文なので、比較的すぐに覚えられるし、ここで出てきた文法事項を次に応用して使い続けることができます。
この蓄積が確固たる英語力につながるのではないかな、と僕なりに思っています。
もちろん正しい英文をかくには、文法、単語の知識が不可欠でしょう。文型、不定詞、動名詞、関係詞、比較、仮定法、節、などの文法事項をあらかた終わらし、かつ単語帳一冊を覚え込んだうえで、S,Wにつながる英語力の基礎が出来上がるわけです。
それが出来たらあとはいかに数多く使っていくか。
こうした過程を経ないと、いつまでたっても、狭い範囲の、のろく、不正確な英語を使い続けることになってしまうと思います。
もちろん人によっては勉強のやり方の違いはいくらでもあると思うので、これはあくまでも一例です。
しかし
継続的に新しい表現をインプットしているか、それを意識的につかうことが出来ているか、は語学力向上に欠かせない条件でしょう。
それが、出来てさえいれば、映画でも歌でも大丈夫だと思います。
僕なりにはこれが一番合っていました。
ぜひ試してみてください!