SideJ

しょおくんはまだ2回目・・・そして男とヤるのは初めて・・・昨日初めて繋げたばっかりで僕は求めてしまった、みんなとするようないつも通りに・・・しょおくんは慣れてない、女ともやってない以上初心者なんだから・・・、もっと優しくしてあげるはずだった、痛くなる前に終わらせるつもりだったと言うよりしょおくんが誘ってきたことにびっくりした。
僕は本当はやるつもりは無かったから、痛そうだし、無理をさせたくなくて言わなかったんだけど、しょおくんが誘ってきた、欲しいと言われたら何回か確認しながらも欲しくなっちゃう

止められなかった、そもそも生きてる世界が少し違うんだ、同じ土地に生きていたって、僕は既に何人ともやったことのある身体として生きてきていて他人から見れば汚く見えるだろう、しょおくんは健全で女ともやったことないから真っ白だった。 何一つ汚れていない美しくて筋肉質でしょおくんと繋げるのを戸惑った。
けど、やっぱり好きだから求めてしまう、気持ちよくなりたい、そんな気持ちばかりが溢れる

僕は僕の身体を汚いとは思ったことは無かった何人とやろうが性別関係なく愛してあげた、愛し合った人たちにどんなふうに言われようとも傷つくことも無かった、聞いても何とも思わなかった、だって、お金が稼げるんだから、バイトが出来ない中学生にはこれしかないから。
盗むか愛するかそれしか出来ない、パパたちが悪いから・・・、借金まみれのまんま眠りにつくなんて有り得ない、姉ちゃんは今どこにいるの? 元の生活を返して欲しいよ・・・。

でも、今更そんなこと考えたってしょうがない
けど、今は初めて自分が汚い体だと思い知らされた、だから、僕は二度と愛してあげることも愛されることもできない・・・。

結局恋人なんて所詮好きだとか愛とか思うだけでふいきんが変わる、ムードが甘くなる、セックスと自然になる。 そいうのが恋人なんだと思ってる、けど、しょおくんと恋人になってからはもう少し甘えてみたい、でも、男の世界を知らないしょおくんは戸惑うはずだからリードできるところはリードしてあげたいと思った。

具体的に好きなところが詳しくなってく、沢山になってくそれが恋なんじゃないかな。

許して貰えるような存在でもない、そもそも最初から捕まえて欲しくなってきて大胆な行動になってきたのに警察は誰一人捕まえられない、貴族探偵さんは依頼じゃなかったら警察に通報してたのかな?

「潤、確かに潤の世界は俺には想像出来ないことだってある、時には嫉妬するかも、だけど、それ以前にただ潤が好きって思いだけで俺は頑張ってきたんだ、久しぶりに楽しくさせてくれたのは潤だ、俺はそんな潤を離そうとは思ったことない」

しょおくんは優しいからそんなこと言えるけど
でも、怠そうにしてたしょおくんを見ると僕は心配と不安でいっぱいになってくる。

「俺の大好きな潤は、きっと俺だけに向けてくれるものだと思ってる、ホントかなんてそれは分からないけどね?」

「・・・」

「潤は甘えられなかった、甘えたくたって甘えられなかったんだから今から甘えたらいいよ、何も間違ってない、潤のやってきたことはきっと幸せに近づくから・・・」

「え?」

「簡単に言えば潤は俺を変えてくれる人」

「そうなの?」

「その思いは好きも愛してることにも繋がる、だから逃げたりするな? 」

「え?」

しょおくんは僕のほっぺたにキスして

「分かんかいかな? 俺が求めてきたんだから謝る必要は無い、責任を感じたんだよね? それなら俺が悪かった。 潤は一足先に大人の勉強をしてきただけなんだから落ち込まないで?」

いいの? 僕なんかでいいの?
僕は恋なんてしたことないから分からない、いつも以上に繋げるだけではないのは分かってる、デートすることぐらいできたけど、結局何をしてあげたらいいのか何をすべきかよく分からなかった。 

「ほんとに?」

「悪いけど、俺の大きな愛を舐めないでくれるか? 俺だって覚悟はしてきた、潤よりも知らないことは沢山あるけど、それでも潤とならなんだっていいと思ってるからそのぐらい愛してるから心配しないで?」

「うん・・・」

「ふふっ、いつまで泣いてるのかな? 後悔しない恋をしよっか、俺達は俺達なりの楽しさを求めていけばいいと思う」

「大きな愛、僕達の方法で?」

「そう、だからみんなから見れば違っても俺たちが幸せならそれでいいってこと、過去に何したかなんて気にしない、今、辛いなら全てを話して欲しい、俺に解決できることなら一緒にする」

しょおくんは強いね? 僕なんかよりも真っ直ぐな気持ちや大きな勇気を持っている。
僕は逃げてばっかり、自分が傷つかないように
何もかも疎かな僕を好きになってくれたのは嬉しくて両思いでも僕は飛び込む勇気が無くて逃げてる。

「僕はまだ愛を知らない、愛情ってのを知らない僕には愛は分からない、けど、しょおくんといればきっと分かると思うから同じ気持ちだと思うからもう少しいさせて?」

そう言うとギューッと抱きしめられて

「もう少しじゃなくてずっと」

「分かった、ずっといさせて?」

そう言うとしょおくんは嬉しそうに

「良かった〜、潤の手作り食べれなくなるて嫌だよ? めっちゃ美味もん」

「しょおくんは食べること好きなんだね?」

「幸せに繋がるからな・・・」

「そっか、僕、もっと頑張るね?」

僕は料理するのが好きだから沢山作ってあげようかな・・・。

ふふっ、要はボクはしょおくんの大切な胃袋を握っちゃったのかな?