そろそろ夕飯の時間で母さんが

「夕飯は何食べたい?」

とわざわざ聞いてきた、まぁ潤がいるからだろう。

「俺はなんでもいい」

「あら、そう? 潤くんは?」

「んー、しょおくんの好きな料理で」

「ふふっ、じゃあ、オムライスね?」

おー、確かに好きだけど潤はクスクス笑って

「オムライス好きなの?」

「うん・・・」

なんか、恥ずい。 潤に聞かれるだけでなんでこんなに恥ずかしがらなきゃいけないのだろうか

「ふふっ、翔はオムライス大好きよ? 潤くんは?」

「んー、普段からは食べないけど好きです」

「良かった〜、じゃあ決定ね?」

そう言った後、母さんが

「潤くん、今日は泊まる? と言うかずっとこの家に住む?」

「え?」

「ふふっ、潤くんがいるのは楽しそうだし、お母さんとは知り合いなのよ?」

「ほんと?」

「同級生だからね?」

「そうなんですか?」

すると母さんは潤のことをギューッと抱きしめて

「亡くなる前日に、潤くんのこと話してたわ、でも、あの人不器用だから愛情表現が上手くできないし、上手く育てられるかずっと不安がってたのよ?」

「・・・」

「友達になった時から知ってたわ、それを見てる私は止めなかった、分けてくれたしてね?」

なるほど、なんでなんか知ってそうな顔をしてたのか分かった。

「でも・・・」

「ふふっ、あの人は天使みたいな心を持ってるから私といちゃだめだって、変わっちゃうのがすごく怖くて離れたと言ってたわ、ほんとバカなんだけど・・・それでも友達なのは、翔が赤ちゃんの頃に助けてもらったからよ?」

「なんで?」

「その時ね、赤ちゃんを攫う人がよくいたときなの気をつけていたけど取られちゃってそれを相談したら助けてくれたわ、だから今こうしてられるのは潤くんママが助けてくれたからなんだよ? 」

「そんなことあったんだ・・・」

「だから、優しさを知ってるから友達なの、優しさを知らなければ潤くんを暴力で傷つけたと思うわ」

「え?」

「言葉ではきつかったかもしれないけど、潤くんのためだからね・・・、詳しく聞きたい?」

潤は少し戸惑っている。 思ってた事実とは違っていることも知らないことも聞かされたばかりだからね。

「知りたい、けど・・・」

「じゃあ、先に俺だけ聞いていい?」

「え?」

今すぐ知りたいのかもだけどまだ迷ってる部分もあるから。

「母さんの話は長いからな・・・、要点をまとめて俺が後で潤に話すよ」

そう言うと母さんは

「失礼ね、けど、確かに長いかも、潤くんがそれでいいならいいよ?」

「しょおくん」

ギューッと抱きついて不安そうに見あげる。

「大丈夫、大丈夫だよ、変わらないから」

「うん・・・」

やっぱりもっと好きになってもらうには全部知ることも1つだと思うから。

その話を聞くのは多分潤が風呂入った時だからまだだろう。

「ふふっ、しょおくんって可愛いね?」

「なんで?」

「オムライス好きとか可愛い」

オムライスが好きなだけで可愛いもんのか?

「潤だって可愛いくせに」

「それはよく言われる」

「マジか・・・」

じゃあ他の人に対してもこんな可愛いわけ?
なんかさ嫉妬するよ・・・せっかく俺のものなのに他の人に見せるなんてさ・・・。

「ふふっ、嫉妬?」

「だったら?」

そう言うとクスッと笑って

「可愛い」

嫉妬が可愛いなんて・・・、でも、潤が嫉妬したら可愛いかもしれない。

「ふふっ、キスしよ?」

「うん・・・」

チュッとしてきて何度もキスをしてもしても飽きなかった、それだけじゃないけど潤が舌を絡めてきた。

「んんっ・・・」

「んっ、しょお・・・」

キスって気持ちいいものだろうか、深く深くされても飽きずに求めてキスって甘いのかと経験して多少の戸惑いと喜びがあった。

「しょおくん、苦しかった?」

そんな訳ないから首を横に振って

「大丈夫、俺も求めてたから」

「ふふっ、良かった〜、僕、キスは初めてなんだよ?」

「そうなの?」

てっきり慣れてるだろうなと思ってたから…

「何? 上手だった?」

「上手かったよ」

「へぇー、今度はしょおくんからしてみる?」

「うん…」

そっとキスをしてから舌を絡めるとお互いに甘い吐息と普段より少し甘い声がする。

「んんっ・・・しょおくん」

「ん、じゅんっ・・・」

好きすぎて止まんない、好きすぎて欲しくなる
なぁ、今じゃだめか? けどなー、俺のために潤は今日じゃなくていいって言われたからな。
せっかく遠慮? 配慮? 気を使ってくれたけど、やっぱり今は欲しんだ、潤の全部が。

でも、時間が無いのも確かだ・・・。
いつ、母さんが入ってきてもおかしくねぇからな。 

「しょおくん、欲しいな〜、しょおくんママはいつ来ちゃう?」

「分からないからな〜」

「じゃあ、しょおくんはベットで寝てて? 僕が抜いてあげる」

確かに初めての反応を今していて身体が熱い。

「よし、しょおくん普通に毛布かけててね?」

「え?あ、うん」

「それと、脱がせるのは下着だけだから今は脱がないでね?」

「分かった・・・」

そりゃ初めての俺には知らないことばかりだが
潤がいれば動画なんて見なくて済むんだ。

「本当は声を聞きたいけど・・・我慢してね?ママさんにバレちゃダメでしょ?」

んー、実際好意的に見てるから平気なのかもしれないけど・・・。

潤は毛布の中に潜って服の上から乳首を触った
んー、気持ちいいのかもよく分からないけど服の上から撫でなれちゃなんかなんて言えばいいんだ? えっと、もどかしいだ。

「潤・・・直接触って?」

「了解、やっぱり脱がせた方が楽だね、起きて?」

起きればバンザイされて恥ずかしい思いをすることになりまた毛布をかけられてゆっくりと乳首を触り始めた。

「あっ・・・」

潤の顔は見えないから分かんないけどクスッと笑ってたのは聞こえた。

「ぁっん・・・」

乳首触れられただけでこんな声出るのか?
自分の声に恥ずかしく情けなく感じる。

今度は舌で乳首を舐められてるから更に快感がすごく身体中が熱くなってきた。

すると母さんがノックしてきた。

「ご飯できたわよ、早く来なさいよ?」

「分かった、すぐ行く」

危な、入られなくて良かった。

「しょおくん、微妙に反応してるの抑えられる?無理なら抜くけど・・・」

「抑えるわ、さすがに待たせすぎたら怪しまれるだろ?」

「そうだね」

服を着て下に降りると今日は父さんもいた。

「わぁ、オムライスなのにオシャレ〜」

「ふふっ、潤くんも食べるから張り切っちゃったのよ」

ほんと、そうだな、普段は普通の美味いオムライスだけど見た目からかなり違うしな。

「ふふっ、僕、作りたいな〜」

「潤くん、お料理できるの?」

「んー、オムライスは苦手だけど基本は作れます!」

すると母さんは嬉しそうに

「今度、一緒に作ろっか」

ほんと、俺なんかよりも嬉しそうだよな。

「お願いします」

潤も嬉しそうだし・・・、まぁいっか。
食べ始めるとやっぱり美味くて集中して食べてたから潤がクスクスと笑ってたのは気づいてたが気にならなかった。

「しょおくん、凄く可愛いね?」

「うっさい、お前、全然食べてないじゃん」

「食べるよ? 食べてるもん」

ふふっ、ははっ、家族全員で笑いあった。
でも、それは決して悪い訳では無いから俺的には潤には適した環境なんじゃないかと思った。