翔さんは僕の髪の毛を撫でながら

「恥ずかしいの?」

顔を上げると目が合って頷いた。

「ふふっ、キスだけで恥ずかしがるとはな、それ以上のこと潤とやってみたいけど?」

え? あ、嫌なわけではないから、いいけど、恥ずかしい。 

「いいよ?」

そう言うとベットに行き、服を脱がされて素肌で抱き締め合った。

「緊張するな~」

「翔さんも?」

「潤とは初めてだし、男同士でも初めてだし」

僕も、翔さんとは初めてだから不安もあるけどそれ以前に緊張しちゃってる。

「そうだね・・・」

でも、翔さんも緊張してるなら大丈夫だよね?
ゆっくりと触れられた部分が熱く感じる。
僕の胸を触られた途端にピクンと感じて

「これいいの?」

そう言って僕の胸の尖った部分をグリグリとされてピクピクと反応し始めた。

「いい?」

翔さんはローションを取り出してトロリと出してたっぷり塗り始めた。

この先は・・・、ダメな訳じゃない。
頷いてその行為を任せた。

あ、なにこれ・・・。
ピリッとしたら翔さんは嬉しそうにそこをもう一回してきて・・・、ビリビリとして僕は大きな矯声を上げてスッゴく恥ずかしくて、泣きたくなるほどで、でも、痛い訳では無いから、我慢して声も我慢してたら

「声、我慢しないで?」

こんなに変な声なんてそんなに聞きたいの?

「俺だけに聞かせて?」

そう言ってチュッとしてきた。

それから今度はゆっくりと翔さんのモノが入ってきて痛くはないけどなかなか入らなかった。

けど、翔さんはそれでも優しく丁寧にしてくれてどうにか入った。

「潤、動いていい?」

「いいよ」

最初は優しくて細かく動かされててちょうどいい気持ちよさだった。 けど、だんだん激しくなってきてその衝動に耐えられなくて翔さんよりも先にイっちゃった。

「大丈夫? 痛い?」

「痛くないよ?」

そう言うと

「良かった」

心配しすぎだけど少し嬉しかった。

それからシャワー浴びて翔さんの洋服を借りた

「ふふっ、おいで?」

少し離れていた距離だからだろうか。
そっと近づいてぎゅっとした。

僕は翔さんのことは好きだけど、上手く話せなくて甘えられなくてこんなんでいいのかなと思う。

「翔さん・・・」

「ん?」

「僕でいいの?」

そう言うと少し困ったような顔をされた。

「潤は嫌なの?」

「それは違う」

「んー、じゃあ何でそう思うの?」

「だって・・・」

言葉に詰まると僕の髪の毛を撫でて

「不安なの? 全部話してごらん?」

翔さんに思ってることを話してみると

「ごめん、急ぎすぎたな、ゆっくりと俺たちのペースで進もう?」

「うん」

まだ、幸せって気持ちが無くて少し怖い。
けど、ゆっくりと進めばきっと幸せになれるよね? 翔さんと幸せになりたい。

「潤、好きだよ」

「僕も好き」

翔さんの温もりはちょうどよくて安心する。
なんだか眠たくなっちゃった・・・。 
疲れちゃったのかな? おやすみなさい・・・ずっとぎゅっとしててね?