Side J 

僕の記憶・・・。

ずっと前から繰り返された争い事の日々。
それを抑えるためずっと力になりたくてなりたくて我慢できなかった。
けど、抑えることなんて出来ない。
僕にはそんな力が無かった。

理由は僕は昔は姫としてやれる仕事しかできなかったから。

僕の記憶は僕自身の記憶だけで誰がそばにいたとかまでは分からない。

僕は今回は男して生まれてきた。
それでいいのかは分からないけど、卵子もある為、特別な存在。

ある意味女とも言える。 けど、胸はなくて女の子の特有も無い。

男としての特徴は沢山あるけど、男のわりには少し声が高いかな。

それを教えてくれたのは少し前に拾ったピーちゃんだった。 ビーちゃんとか少し可哀想かなと思ったけどママがピーちゃんと呼ぶと嬉しそうだったからその名前にした。

何者と言えば妖精さんなのかな?
まだ理解できないことも多いし記憶も一昨日戻ったばっかり。

ピーちゃんが持ってたカードは僕が昔に持ってたもの。 それを使って未来を予測した。

今の時代は争い事は無いかは僕は特にすることないと思ってたのにビーちゃんのお仲間と離れちゃったから探すことにした。

僕はスカウトされてモデルをしながら高校生活を送っていた。

今日も順調に撮影を終えてマネージャーに送ってもらう。

「お疲れさま、潤くん、良かったよ?」

そうかな? 
カズくんは僕よりも年上で僕の専属マネージャーらしい。 とっても話しやすくて助かってるんだ。

「ありがとう」

そう言うと

「カッコいいのも可愛いのも撮れるんだから、売れると思うよ?」

まだ新人だから売れないとは思うけど・・・

「そうだといいな」

家に着いたのでカズくんとお別れして家に入った。

「ピー、ピー」

ふふっ、可愛い。 

「ただいま、どうしたの?」

いつもよりも鳴いてるから・・・。

そう聞いてもよく分からない。
しょうがない、完全には使えないと思うけど記憶が戻った以上は多少の能力は使えるかな。
少し落ち着かせてぎゅっと抱き締める。

聞こえた。 ピーちゃんの仲間がいるらしい。
どこだろう。 出てみて探すけど見つからない。

「いないよ?」

そう聞くといきなり力強い人に掴まれた。
首を掴まれてるためとても苦しい。
僕をどうしたいの? 僕を殺したいの?

抜け出せなくて困ってると急に桜吹雪が僕たちにかかった。

すると力が弱まったから僕は抜け出せた。
誰だろう・・・。 桜吹雪で囲まれてるけど、男性でどこか魅力的な人だった。

それが・・・彼との出会いだった。
そして、僕たちの記憶は少しずつ思いだし、時には苦しく時には嬉しかったりもした。

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完全に見切りの見切りなので進むペースは遅いかもしれないし、予定よりも早く終わるかもしれませんm(__)m