Side S

俺たちの家が気に入ったらしくもう一泊泊まってくと相葉くんが言った。 ニノは帰りたいとさいしょは言ってたけど無駄だったみたい。
智くんは夕方までいたけど岡田くんに誘われたから帰った。

で、まぁ智くんがいなくなったらイチャツキはやめられずお互いに恥ずかしさなんて無かった

ある意味相葉くんが始めたから俺たちも始めたもんだけど。

相葉くんたちが帰った日から仕事始まりまでゆっくりとしていた。

少しずつ始まった仕事。
体はまぁ事前にトレーニングしたから平気だった。

「しょおくん」

「ん?」

家に帰ってぎゅっと抱き締められた。

 ふふっ、こうしてたいだけ」

可愛いな。 チュッとキスして

「それだけでいいの?」

そう聞くとみるみると頬が紅く染まって

「いじわる」

そう言って俺の胸に顔を埋めた。
そっと髪の毛を撫でながら

「ふふっ、意地悪なんかしてないよ?」

って言った。
その時に潤のスマホからラインが。

「今夜空いてる?ってきた」

そのスマホを見れば潤のお母さんからだった。

「行ってきたらいいよ」

そこまで束縛はしないよ。 それに、潤のお母さんだし。

すると電話がかかってきたみたいだ。

「どうしても?」

今日のことの話か。 潤は飽きられながら聞いてるから長話なのか?

「え? しょおくんも?」

ん? 俺? 俺の話なのか?

「うん、分かった、切るね?」

電話が終わると潤が

「しょおくんも来てほしいって、絶対にしょおくんに会いたいだけだよ」

ふふっ、少し拗ねてる。

「なら、行かないとな」

服はこのままでいいな。 
必要なものを準備して潤の実家に向かった。
ここからだと程々の距離だ。

久しぶりに入られせて貰うと潤の姉ちゃんがいた。

「姉ちゃん、帰ってきたの?」

「ふふっ、まぁ正月休みだし?」

姉ちゃんの話では明日から両親が旅行だからご機嫌らしい。 潤がお母さんの手伝いだから、俺は暇だった。
すると潤の姉ちゃんから

「潤はいいでしょ?」

そう言われた。 

「ふふっ、私が結婚しないとね」

「え?」

「だって、潤は翔くんな訳だから、子供は望めないでしょ? 両親は子供の姿は見たいけど、本人の幸せが優先だから。」

そこまでは聞いたことしないし、そんな話を家族でするのかと思った。

「素敵なんだからいい人に出会えるよ」

潤みたいに綺麗じゃん? 似てるし。

「ふふっ、翔くんは潤よりも可愛いからね?」

え? 潤よりも? それはないないと心の中で思った。 すると俺は姉ちゃんに抱き締められた。 

「全部、話したって両親は反対なんてしない、初めから分かってたことだから」

そうなんだ。 最初から俺と結ばれると思ってたってこと?

この状態を見た潤は

「二人とも何してるの?」

驚いてるけど内心は怒ってる? 

「ふふっ、翔くんが可愛いからね」

すると姉ちゃんが俺の頬にキスしてきた。
ふふっ、潤を嫉妬させるのは悪くないな。
嫉妬してるときの潤は欲張りですから。

「潤の方が可愛いと思うけど」

俺も頬にキスを返した。
すると潤はキッチンに逃げてってた。

出来上がったのはすき焼きで久しぶりだった。
美味いなって思いながら食べてると一人だけ空気感が違った。 潤は落ち込んでる?
そっと誰にも気が付かれないようにテーブルの下で手を繋いだ。

潤は少しだけ嬉しそうに変わった。
お風呂は順番にっことで潤からだった。
俺は潤のお母さんに呼ばれた。
何だろうと思えば順調?と聞かれた。
頷くと、潤のこと宜しくねって言われた。
やっぱり知ってたんだ。 
少しだけ潤の様子を話した。
嬉しそうに聞いてくれたからスゲー喋っちゃった。 すると、お互い様だねって笑われた。

風呂から出てきた潤は服を置いてなかったのか上半身裸だった。 早く服着ろよ。
俺が襲いたくなるんだよ、触りたくなるし。

潤の姉ちゃんが

「エロい格好で歩き回らないで!」

そう言うと潤は照れながら

「しょうがないだろ? 服、置くの忘れたんだから//」

反論していた。

俺も風呂入って服を着たあと、潤の部屋へ。

すると潤が

「なんで姉ちゃんと抱き合ってるの?」

怒ってるようだけどこれは泣いてるな。
だからぎゅっとして

「姉ちゃんから抱きついてきたんだよ?」

そう言うと

「俺のしょおくんなのにな・・・、姉ちゃんなんて分かってるくせに。」

そう言って拗ね始めた。

「ふふっ、まぁ、潤が嫉妬してくれるのは嬉しいから謝る気は無いけどね?」

そう言うとぎゅーっと抱きついてきて

「しょおくんのバカ!」

そう言って俺の胸に顔を埋めた。

「そう言えば普通に潤の家ではいちゃついても平気だよ? 怒られはしないし、結婚することも並記だし」

「そうなの?」

「そうだよ?」

そう言うと嬉しそうに

「ありがとう」

と言って俺の胸に顔を埋めて泣いていた。