俺はやっぱり潤が好きだと思い、追いかけた。

あたりは真っ暗だけど、じゅんだと思った人を追いかける。

学校の近くに潤がいたのがわかり、名前を呼ばずに駆け寄って抱き締める。

「離してよ!」とじゅんは泣いてる。

「やだ。 俺は、潤が好きだから!」と言って離そうとはさせない。

「なんで、信じてくれないの?」と潤は言った。

「じゃあ俺のをみたとき、すぐに信じたか?」と聞いた。

そしたら首を横に振った。

「ね、帰ろ? 風邪引くし、信じられなかったのはお互い様だろ?」と言うと

うんと頷いてる。

ぐぅ~~ …! やべ、お腹すいてたんだと思った

「ふふ、帰ろっか?」とじゅんは微笑んだ。

また君の笑顔が見れて嬉しいよ!


夜空を見上げるとたくさんの星が俺らを囲んでいる。

「星、いくつあるかな?」と俺が言えば

「わかんないけど…! 一億?」とじゅんが言った。

「じゃあ俺らはイチオクノホシの中の二人だな」と言うと

「しょおくん…! 大好き!」と手をぎゅっと握ってきた。

ふふ、可愛くていとおしい潤は、俺にとってはイチオクノホシの中よりも綺麗だ。


                        end