神事「子供獅子」 | 茶々丸の日常

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10月第3日曜は秋祭りです。
茶々丸地区では、側溝掃除とこのお祭りは色んな意味で全住民参加型行事です。
お祭りと言っても出店が出るわけではありません。
純粋な子供のお祓い神事です。

祭りを仕切るのは区役員全体と子供会そして氏子です。

神事の前に子ども達はいったん宿元に集合です。
小学生は総勢170人。
宿元である公民館はイモ洗いのごとき混雑です。区会議員・子供会役員・全組長・子供達・見物人……すごい人数です。引率者なのに迷子の気持ちです。自分がどこにいたらいいのかわからなくなりそう……しょぼん

茶々丸が子供の頃はお獅子1頭につき各地区1戸宿元を立てていて、もう少し落ち着いた雰囲気だったのですが、昨今の住宅事情により10年ほど前からは公民館が代表して宿元となり、お獅子全7頭&全関係者が集合し大混雑になっています。宿元の負担はなくなったのですが。なんだかごった返して「お獅子の宿」的威厳はなくなりましたね。 う~ん 残念( ̄_ ̄ i)

子供たちは自分の班のお獅子を持ち、神社に再度集まりお祓いを受けます。

そのあとは7つの通学班に分かれ、お獅子で担当地区全戸を練り歩きます。訪問した各ご家庭からお獅子の口にご祝儀を頂くのです。

茶々丸も子供会役員なので、お獅子とともに担当地区全戸110戸ほどをを引率しながら歩きました。
途中1回休憩があります。40年前と同様、棒ジュースがひとり2本ふるまわれます。たかが棒ジュースされど棒ジュース 疲れた体に非常に美味しくしみわたります。おいしい~ドキドキ

終わり頃には陽も傾き、クタクタです。
しかし最終地点:宿元に到着すれば子ども達は御供物のお菓子とご祝儀が頂けます。子どもたちはそのお楽しみに向かって最後まで脱落することなく頑張りました。


御供物は子供達に配ります。区費で用意したお菓子詰め合わせに企業からの御供物を加えたものです。そしてご祝儀はひとり500円。子供たちは皆にっこりですニコニコ
この子供たちへのご祝儀は、各家庭からお獅子にご祝儀としていただいたお金から出します。そしてその残りは全て子供会の運営資金になるんですって!


今回 子供会役員としてお祭りに関わり色んなことが分かりました。

区長さんや区会議員の皆さん、氏子の方々が骨折ってお祭りの準備等してくださっていること。
休憩時の棒ジュースも、古くからある八百屋「ならや」さんが、毎年人数×2本分寄付してくださっているということ。
多くの企業や住民が、子供たちのためにご祝儀を出して下さっているってこと。
そしてそのご祝儀が全額子供会を通じて子供のために使われているってこと!

年配の方も多い地区です。昔、この地区でご自分の子供を育て、今はこうして地区の子供を育ててくださっているんですね……

村社会とか組組織とか側溝掃除とか寄付とか微妙に拒否反応が出てしまう茶々丸ですが、このお祭りを通してなんだかとても温かいものを感じました。
地域の皆さんの、子供への思いやりがお祭りという形をとった物のような気がします。
とても感慨深いものがありました。

その日は汗ばむほどの秋晴れ。

茶々丸地区の秋の神事「子供獅子」
今回は、神社の倉庫に眠っていた江戸時代に作られた神輿も70年ぶりに披露され、神事に華を添えました。


金箔&手の込んだ細工です。茶々丸地区は江戸時代、栄えていたってことかしら。地名にちなんだ「松」や「竹」がふんだんにあしらわれています。