終わりなき戦いで辛いのは病気の本人ももちろん、看病する家族も、とても心を痛めます。
それは、人間でも、動物でも、ペットでも同じです。
よくなってほしい、でも余命や、最期のことを医師から伝えられると、心が引き裂かれそうになる。
ご本人も、家族も、みんな辛いものです。
時には絶望して、こんなにもこんなにも辛いなら、いっそ…と思うこともあるかもしれません。
ただ、少しでも良くなってることも、絶対にあるはずなのです。
飲めなかった薬をなめられるようになった、
薬を飲んでも戻さなくなった、
お水を欲するようになった、
テレビを見たいという関心が出てきた、
少し首を動かすようになった。
現状を客観的、冷静に判断することももちろん重要です。
でも、長い闘病生活を共にするには 昨日より良くなったこと に意識を向ける時間が、必要です。
看病する側の心に 必要な時間なのです。
