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ハードディスクは衝撃にめちゃめちゃ弱い記録メディアだってこと忘れないで!
ハードディスクは動いている時、すなわちディスクが回っている時が一番弱く、7200rpmという速度で回転しながら磁気ヘッドで読み書きし、ディスクと磁気ヘッドの先の間隔はナノメートルの世界で、肉眼では隙間を確認することが難しいです。
ちなみにrpmって単位は1分間に繰り返される回数を示す単位で、回毎分、回転/分やr/minって表記されることもあります!7200rpm以外にも4200、5400、10000、15000rpmってのもあるんですよ!
めちゃめちゃ弱いってどれくらいの衝撃で壊れるの?って疑問に思いませんか?
ではどなたかが検証した結果をどうぞ!(え?)
止まっている時の衝撃テスト
・落とす床 コンクリートの上に薄い絨毯。
・落とし方 寝かせたままそっと手を離す。
高さ10cm程度から
正常にリードライトできる事が確認できました。
高さ20cm程度から
正常にリードライトできる事が確認できました。
高さ30cm程度から
POSTで止まってます!
※POSTとはパソコン起動時のデバイスに対する簡単なチェックです。
POSTで止まったままWindowsが起動しないので、一度HDDを外してWindowsを起動、 USB接続で確認してみましたがやはり認識せず。
壊れてしまったようです。
動いている時の衝撃テスト
振ってみます。
上下左右に軽く振り、もう一度データのリードライトを確認。正常です!
片側を少し浮かせた程度から落としてみます。
落とした後、明らかにヘッドがカッチャンと動く音がしました。
クラッシュしたHDDの例のあの音です。
おそるおそるデータを読めるか確認したところ正常にリードできましたが、キャッシュに入っている事を考慮して新しくファイルを作り書き込んでみましたが、やはり正常にライトできています。
同じ高さで何度か試してみてもやはり大丈夫なので、ハードルを上げて立てた状態から倒したらどうなるかやってみます。
横向きに立てて、軽く倒してみます。
同じように一度カッチャンと言うもののリードライト共に正常なので、一度Windowsを再起動して再確認、やはり大丈夫です。
今回使ったHDDが強いのか、案外大丈夫でした。
だからといって倒しても大丈夫というわけではないので、くれぐれも扱いは慎重にする方がいいことだけは覚えておいて下さい。
また、今回のテストではHDDがアイドル状態、アクセスランプが付いていないことを確認してテストしています。
書き込み時に同じようなテストをした場合、確実にダメージを与えることは言うまでもありません。
…動いている時の方が強い!?って印象を受ける記事ですが、この方も書いているようにたまたま運が良かっただけで、実際には起動中の落下や転倒による衝撃は、磁気ヘッドが壊れる可能性が極めて高いです。
今回お受けした依頼品も転倒させてしまい片方のハードディスクが物理的に壊れてしまっていました。
わざと落としたり倒したりはしないと思いますが、ハードディスクの取り扱いには日頃から気をつけなければいけません!!
詳しい結果はコチラ↓
I-O DATA/HDL2-S2.0/RAID1
メーカー :I-O DATA
型番 :HDL2-S4.0(1.0TB×2台)
他社診断 :無し
症状/障害 :転倒させてしまい認識しなくなり、中から変な音がしている。
診断 :論理障害
復旧容量 :316GB
報告日数 :1日
気になる費用はこちらをどうぞ!→復旧費用
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